財務の健全性確保急務 新たな資本増強 9月末に実施 農林中央金庫2024年9月30日
農林中央金庫は9月30日、財務の健全性確保のため資本増強を実施したと発表した。
農林中央金庫は債券など資産を入れ替えて財務の健全性確保をするため、8月1日に資本増強を実施することを決議した。
具体的には会員の協力で既往の永久劣後ローン約0.7兆円を償還したうえで、新たに後配出資を実施することで、9月30日に永久劣後ローン7169億円を償還し、新たな後配出資7360億円の増資を実施した。
これにより後配出資金は約3.6兆円から約4.3兆円となり、普通出資等Ｔier１を上げた。
今後は今年度中に期限付劣後ローン約0.6兆円を借り入れることになっており、農林中金は完了後に公表するとしている。
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