米の相対取引価格 7%低下-2020年産2021年6月22日
農林水産省が6月18日に公表した5月の米の相対取引価格は前年比で7%下がった。
全銘柄平均で60kg1万4611円で前月より▲121円となった。5月の価格比では7%低下した。
出回りからの年産平均価格は前年産▲887円の同1万4829円となった。6%低下している。
主産県の価格がじわじわ下落している。対前年比の年産平均価格では、北海道「ななつぼし」▲7%、青森「まっしぐら」▲10%、岩手「ひとめぼれ」▲3%、宮城「ひとめぼれ」▲5%、秋田「あきたこまち」▲6%、山形「はえぬき」▲8%。福島「コシヒカリ」▲2~▲13%。
新潟「コシヒカリ(一般)」▲4%、富山「こしいぶき」▲4%、石川「コシヒカリ」▲2%、福井「コシヒカリ」▲5%などとなっている。
一方で西日本各地は2年産の生産量が少なかったこともあってほぼ横ばいの銘柄が多い。
4月末の民間在庫量は231万tで前年同月比で27万t多い。
令和2年産米では長期的な販売を推進するため各産地が調整保管に取り組めるよう農水省は「米穀周年供給・需要拡大支援事業」を措置して保管経費を支援することにしており、約33万tが申請されている。
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