小池都知事が米粉パン普及への協力訴え 「東京の力、消費者の力で全国の産地に力を」2022年10月17日
ウクライナ情勢などで小麦価格が高騰する中、米粉を使ったパンの普及を推進しようというイベントが10月16日、都内で開かれた。小池百合子都知事は「東京都民1400万人の食に米粉パンを入れていただくことが東京の力、消費者の力になり、全国の米の産地に力を与えることになります」などと述べ、米粉パンの普及に向けて協力を呼びかけた。

米粉パンの普及を呼びかけた小池百合子都知事
輸入小麦の価格が高騰する中、東京都は、JAなどとともに、小麦の代わりに米粉を使ったパンの普及を推進するキャンペーン「TOKYO JAPAN」を進めており、同日、JAグループが開いた「国消国産秋まつり」の中でPRする場が設けられた。
この中で小池知事は「ウクライナ情勢などで日本の食料は大丈夫かという声がよく聞かれますが、改めてほぼ100%の自給率を誇る米をもう1度着目しようと米粉パンのキャンペーンを進めています。国を守り、食卓を守り、安全保障をしっかりする意味でも米粉パンは1つの大きな切り口になります。ぜひともキャンペーンの意識を共有し、前へ進もうではありませんか」と訴えた。
また、日本米粉協会の武内秀行副会長は「現在、協会では『米粉新時代』を掲げてキャンペーンを進めています。『TOKYO JAPAN』のホームページでは都内で米粉パンを販売する64店舗の情報も載せていますので、ぜひチェックして米粉パンを楽しんでください」と呼びかけた。

会場では、お習字アイドル「Menkoiガールズ」の書道パフォーマンスも披露され、「米粉新時代」と書かれた書がステージに掲げられたほか、新潟県や広島県の米粉で作られたパンを紹介するブースも設けられ、多くの人でにぎわった。
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