国産米使用のビーフンなど米めん製造施設 篠山工場敷地内に新設 ケンミン食品2023年5月25日
ケンミン食品は、兵庫県丹波篠山市にある同社篠山工場内に、現在販売しているタイ米ビーフンに加え、新たに国産米を使用したビーフンなど米めんを開発する製造施設を新設し、12月から稼働する。
ケンミン食品篠山工場外観
米めん製造に適するインディカ米は日本国内でほとんど生産されていないことから、同社では2000年以降、ビーフンなど米めんは、全てタイ米の一大産地であるタイの自社工場で製造している。
一方、日本人の米消費量が下降していることを受け、神戸で創業した同社は、国内で米めんを販売している食品会社として、国産米を使い、国内で製造できる施設の建設を決めた。
日本の重要な産業・文化である稲作に貢献できるよう、新施設で製造するビーフン、ライスパスタ、ライスラーメンなど米めんを通じて、国内の水稲作付面積の低下抑制への貢献をめざす。また、小麦アレルギーを持つ人などが安心して食べられる製品を提供する。
今回の製造施設建設にあたっては、農林水産省の「令和4年度米粉利用拡大支援対策事業補助金のうち、米粉商品開発等支援対策事業」に申請し、補助金交付の認可を受けた。
ライスラーメン
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