高騰続く米価 今後「下がる」見方増える 9月の関係者調査結果2024年10月8日
米穀機構は10月8日、米の需給動向や価格水準などについて取引関係者の判断結果を公表した。
9月分の調査では主食用米の需給動向について、現状判断DIは78と前月からマイナス11、向こう3か月の見通し判断DIは60と前月からマイナス10となった。ともに「大幅に減少」となった。需給が緩むという見方が8月よりも強まっている。
米価水準については現状判断DIは前月からプラス4の90となり現状では「米価水準が高い」という見方が前月よりも強まった。
ただし、向こう3か月判断DIは57で前月からマイナス13と「大幅に減少」した。今後は米価水準が「低くなる」という見方が強まっている。
今回の判断を行うに当たって考慮した要因は「米穀の調達状況」が52%でもっとも多いのは変わらないが、「国内の在庫水準」が前月の43%から24%へと減った。8月中に新米の出荷が進み、在庫として積み上がってきたことが影響していると見られる。
また、前月は2%だった「作柄」が6%と増えた。新米の収穫、出荷が進むなかで産地の作柄状況が判断材料としてウエートを増したと見られる。
向こう3か月の米価水準についてのDIが50台となったのは2023年5月以来、16か月ぶりとなる。
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