精米急騰 5kg3792円 コシ以外銘柄 コシと逆転 統計開始以来初 10月の小売価格2024年10月29日
農林水産省は10月28日、総務省小売物価統計から10月の米の小売価格データを更新した。10月はコシヒカリ以外銘柄の価格がコシヒカリを逆転した。2002年に5kg袋でコシヒカリとそれ以外の単一品種で小売価格の比較をして初めて逆転した。
それによると東京都区部の10月のコシヒカリの5kg当たり価格は3787円で対前年同月比でプラス60.0%となった。
9月の価格は同3285円で同プラス42.2%となった。10月はさらに500円以上、上がったことになる。対前月比でプラス15.3%となった。
一方、コシヒカリ以外の銘柄平均では同プラス70.4%の3792円となった。9月は同3152円で対前月比プラス20.3%となり、600円以上、上がったことになる。しかも、10月は、コシヒカリ以外の銘柄がコシヒカリよりも高値となった。
10月18日に公表された9月の相対取引価格では、茨城県産コシヒカリは60kg2万7646円と取引された銘柄のなかでもっとも高いが、次いで茨城「あきたこまち」同2万6992円、北海道「ゆめぴりか」同2万5971円、「ななつぼし」同2万5198円、青森「まっしぐら」同2万5311円となっている。
一方、コシヒカリは新潟魚沼産が同2万4263円、千葉産が同2万4556円、福島中通り産が同2万4148円だが、富山産は2万444円、石川産は2万1621円など昨年の相場にくらべればもちろん高いものの、全銘柄平均の2万2700円より低く、他銘柄にくらべて特別に高いとはいえない。
北海道のゆめぴりかなどが評価が高く、高価格で取引されており、コシヒカリよりも高いことは店頭も実感することは多い。
精米の小売価格は2002年から5kg袋のコシヒカリとそれ以外の銘柄それぞれの平均価格を調査している。それ以前は10kg袋での調査だった。
コシヒカリとコシヒカリ以外銘柄でもっとも価格差が広がったのは2005年9月の548円。もっとも差が縮まったのは今年4月の37円。米の需給のひっ迫が懸念された時期となっている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ハスモンヨトウが多発 ダイズは初期防除を 三重県2025年8月21日
-
政府備蓄米 在庫水準29.5万tに 農水省2025年8月21日
-
「米の需要に応じた増産」柱に概算要求 農水省2025年8月21日
-
令和7年産の石川県オリジナルなし「加賀しずく」 8月25、26日に初出荷・初競り JA全農いしかわ2025年8月21日
-
8月21日は「みんなで食べよう力うどんの日」そば・うどん店舗でキャンペーン実施 JA全農2025年8月21日
-
だだちゃ豆収穫最盛期 大泉枝豆直売グループ JA鶴岡2025年8月21日
-
夏秋野菜トップセールス開催 熊本市で地元産野菜をPR JAかみましき2025年8月21日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」山形県「おいしさ直売所 落合店」でお買い物 JAタウン2025年8月21日
-
約6500 万人が3年以上の「防災訓練休眠人口」と推計 JA共済連「防災に関する意識調査」2025年8月21日
-
「モーっとおおいた和牛・豊後牛を食べよう!キャンペーン」大分県産和牛が大特価 JAタウン2025年8月21日
-
TICAD9の歓迎レセプションに公式マスコット「トゥンクトゥンク」登場 「ミャクミャク」とも初対面 国際園芸博覧会協会2025年8月21日
-
【2025国際協同組合年】子ども・若者と協同組合を考えるシンポジウム 10月10日開催2025年8月21日
-
輪作体系の作業計画をシミュレーション プログラムを開発 農研機構2025年8月21日
-
廃棄漁具を新たな製品へ再生 amu株式会社へ出資 あぐラボ2025年8月21日
-
桃とシャインマスカットを一度に 8月のショートケーキ登場 カフェコムサ2025年8月21日
-
静岡県「林業合同就職相談会」開催 林業機械シミュレータが初登場2025年8月21日
-
青山学院大学陸上競技部とパートナー契約を締結 村上農園2025年8月21日
-
91社が集結「おいしい山形・食材王国みやぎビジネス商談会」開催2025年8月21日
-
農業ボランティア「第1回香取市援農Day」参加者募集 千葉県香取市2025年8月21日
-
捨てずに繕う心の豊かさ 情報誌『のんびる』9・10月号受注開始 パルシステム2025年8月21日