1等米比率77%に 東高西低くっきり 目立つ高温耐性品種の高水準2024年10月30日
2024年産米の9月30日時点の1等米比率は全国平均で77.3%だった。前年同期を17.7ポイント上回り、平年並みとなった。
県別の令和6(2024)年産米1等比率と前年産との比較(9月30日現在)
農水省が10月29日に発表した。
9月末時点としては、過去5年間の平均を4.1ポイント上回った。北海道が91.6%、東北が93.1%、北陸が86.6%(新潟は84.0%)、関東が73.3%と「東高西低」の傾向が顕著だ。
猛暑の影響で23年産米は、白未熟米が多く1等米比率は同時点で59.6%(24年10月末時点では60.9%)まで落ち込み、歩留まりが下がって米不足の一因ともなったが、今年は新潟は84%をはじめ回復した県が多い。
検査数量は181万9100トンで、23年産米の検査数量413万4500トンと比べ44%のため、1等米比率は今後、検査数量が増えると上下する可能性がある。農水省によると、9月25日現在の作況は102の「やや良」だが、産地には「収獲が進むにつれ思ったほど撮れていない」との声もある「【24年産米】倒伏やイネカメムシ 収量、品質に懸念 集荷に全力 東日本主産地の声」。
温暖化対策で作付が広がる高温耐性品種は、「新之助」(秋田)が99.4%、「サキホコレ」(秋田)99.0%、「しふくのみのり」(三重)97.6%、「だて正夢」(宮城)97.5%、「てんこもり」(富山)97.3%と1等米比率の高さが目立った。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(158)-改正食料・農業・農村基本法(44)-2025年9月6日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(75)【防除学習帖】第314回2025年9月6日
-
農薬の正しい使い方(48)【今さら聞けない営農情報】第314回2025年9月6日
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日