政府備蓄米 第2回入札は100%落札 60kg2万722円2025年4月1日
江藤拓農相は4月1日の閣議後の会見で3月26日から28日にかけて実施した政府備蓄米の第2回入札結果を発表した。
入札参加者は4事業者。落札数量は7万336tで落札率は100%だった。7万tのうち約3万tが23年産米となっている。
落札価格は加重平均で60kg2万722円。税込みでは同2万2380円となる。第1回落札価格(税抜き同2万1217円)より下がったのは23年産米の割合が多かったためとみられる。
第1回と第2回の入札参加者は重複を除き8事業者。落札数量の合計は21万2132t。落札価格は加重平均で60kg2万1053円。税込みでは同2万2737円となった。
相対取引価格は2月に60kg2万6485円と過去最高となっているが、昨年9月は2万2700円だった。政府備蓄米の落札価格と同水準となっている。
政府から売り渡された備蓄米は一部は店頭に並び始め、第2回落札分は4月半ばから売り渡しが行われる。
政府はこれれで当初予定していた21万tの備蓄米放出を行った。
一方で農水省の生産者や小規模事業者への調査で消費者、卸、小売業者など米が不足するとの懸念から手元に積み増ししていたという実態もうかがえることから、江藤農相は「市場の心理がまったく改善されていないと判断されれば次の手を打つ」とさらに備蓄米の放出を行う考えを示した。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日
-
「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」料理家とのコラボレシピを発表 生活クラブ2025年4月30日
-
「子実トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)第2版」公開 農研機構2025年4月30日
-
「金芽ロウカット玄米」類似品に注意を呼びかけ 東洋ライス2025年4月30日
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日