備蓄米 「味に差なく、おいしく食べてほしい」 江藤農相2025年4月24日
江藤拓農相は4月24日、農水省の大臣室でメディア向けの備蓄米試食会を開いた。23日から実施されている第3回の備蓄米10万tの入札は全量2023年産米となっており、4回目からは22年産米が売り渡されることになるが、しっかり低温倉庫で管理されており江藤農相は「品質には自信がある。味に差はないことを知っていただきたい」などと話した。
茨城県産のにじのきらめきを試食。(農水省内の大臣室)
江藤農相は23年産米に対して「おいしくないらしいという風評がある」としてメディア向けの試食で実際の味を知ってほしいと農相自身が会を発案したと話した。
備蓄米は15℃、湿度60~65%で低温倉庫で管理されている。農相は「品質には自信がある」として「おいしく食べてほしい」とアピール。
用意されたのは多収品種「にじのきらめき」で茨城県産。24年産、23年産、22年産が用意された。農相自身、試食しながら「どれもうまい。違いは分からない」と話した。
農相と同席して試食した14人の記者のうち、6年産米を当てたのは2人だけ。農相はほとんど味の差が分からないことが示されたとして「ほっとした」と笑顔を見せた。
備蓄米の流通は遅れが指摘されているが、第3回の落札分からは地方の小売店にも出回るように卸から卸への玄米販売を認めるなど円滑な流通に努める。
「国民の財産を放出したわけで広く平等に国民にわたることが正しいこと。流通関係者にも趣旨を理解してほしい」と円滑な流通への協力を求めた。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ダイズ、野菜類、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年9月19日
-
【サステナ防除のすすめ2025】秋まき小麦防除のポイント 除草とカビ対策を2025年9月19日
-
農業土木・鳥獣対策でプロフェッショナル型キャリア採用 課長級の即戦力を募集 神戸市2025年9月19日
-
脱炭素時代の国際基準を日本で実装 小売業や生産資材の参画を拡大へ 農林中金「インセッティングコンソーシアム」2025年9月19日
-
(453)「闇」の復権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月19日
-
「1粒1粒 愛をコメて」来年産に向けた取り組み 令和7年度 水稲高温対策検討会を開催 JA全農ひろしま2025年9月19日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」熊本市で27日に開催2025年9月19日
-
「長崎県産和牛フェア」東京・大阪の直営飲食店舗で開催 JA全農2025年9月19日
-
大阪・関西万博で「2027年国際園芸博覧会展 未来につなぐ花き文化展示」開催 国際園芸博覧会協会2025年9月19日
-
東京科学大学と包括連携協定を締結 農研機構2025年9月19日
-
素材のおいしさ大切に 農協シリーズ「信州あづみ野のむヨーグルト」など新発売 協同乳業2025年9月19日
-
オートノマス水素燃料電池トラクタを万博で初披露 クボタ2025年9月19日
-
農業の未来を包装資材で応援「第15回 農業WEEK」出展 エフピコチューパ2025年9月19日
-
東尋坊から「崖っぷち米」大手スーパー「ベルク」と直取引で関東圏初進出 福井県坂井市2025年9月19日
-
京橋千疋屋と初コラボ 完熟キウイで「2色のゼスプリキウイ杏仁パフェ」登場 ゼスプリ2025年9月19日
-
まるまるひがしにほん「栃木のおいしさ発掘便」開催 さいたま市2025年9月19日
-
おいしい「ぶどう」日本一は長野県須坂市の横山果樹園「ピオーネ」 日本野菜ソムリエ協会2025年9月19日
-
農業用ビニールハウスの品質が評価「優秀FDI企業トップ20」などに選出 渡辺パイプベトナム2025年9月19日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2025年9月19日
-
宅配事業に新しい形「ナイトチア クロセチン&セラミド」など新発売 雪印メグミルク2025年9月19日