小泉農相 米の緊急輸入は「否定されるべきではない」2025年6月7日
小泉進次郎農相は6月6日夜、東京・霞が関の農水省で、記者団に米の価格高騰を抑えるには緊急輸入も「否定されるべきではない」と改めて語った。
6日夜、大臣室前で取材に応じる小泉農相
小泉農相は同日の記者会見で米の緊急輸入について言及したことについて「今、目の前の米価格の高騰を何とか抑えたいというときに、何か限定するようなことは間違っている。あらゆる手を尽くさなければこの局面は変えられない。この一年間で2.5倍、急激に上がった米価の高騰を抑えるには、否定されるべきではない」との考えを示した。
そのうえで「生産者のみなさんには、この価格高騰を抑えなければ輸入米がさらに増える、そして米離れをさらに加速させる、そういったことは決して起こしてはならない、その思い、これも伝わる努力をしたい」と語った。
また、今後の水田政策の見直しの議論については同日、農水省で議論し、「(幹部職員と)認識の一致をみたのは、ややもすると組織・団体の声を聞き、その声が農家全員の声だというふうに思い込んでしまうのが今までだったとと思うが、一人一人の農家さんの声を聞く、それがどのようにできるかを真剣に考えよう、ということを話した。今の時代、いろいろな技術もある。農家の数から見ればすべての米農家の声を聞くというのは不可能ではない。一人一人に向き合ったうえでの政策立案、これをどこまでできるが議論した」と述べた。
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