農産ベストパートナー 株式取得により子会社化 ヤマタネ2025年6月9日
株式会社ヤマタネは、6月6日開催の経営会議で有限会社農産ベストパートナー(熊本県山鹿市)の全株式を取得し、子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約書を締結した。また、同社関連会社の株式会社しん力(熊本県山鹿市) についても、農産ベストパートナーが全株式を取得し孫会社化を予定している。
ヤマタネグループは、1924(大正13)年の創業以来、「安全」「安心」「良食味」のお米を提供するため、全国の産地と連携し、強固な関係を構築。サステナビリティ方針の取組み重点テーマである「地域コミュニティ及び生産地と農業の発展」のもと、持続可能な農業の実現に寄与するための事業を推進している。また、今年度からスタートした中期経営計画「ヤマタネ2028 プラン」では、食品カンパニーにおける事業戦略としてバリューチェーンの拡大を目指しており、川下戦略として新規顧客の開拓を進めている。
農産ベストパートナーとしん力は、熊本県を中心とした九州産の米を年間約4000トン取り扱うコメ卸・販売事業者。特にEC ブランドの「こめたつ」において米を中心とした販売に強みを持ち、楽天市場の「米部門大賞」を通算7度受賞するなど、業界内で確かな評価と地位を確立している。
ヤマタネは、両社を子会社化することで、農産ベストパートナーが持つECサイト運営ノウハウを取り入れ、同社グループが楽天市場を中心に展開するおコメを販売する「米すたいる」及び業務用冷凍食品を販売する「フーデリッシュ」も含めた、グループ全体のEC事業の強化を図る。また、両社を拠点とした西日本への事業拡大及び両社で取り扱う商品を当社グループの販路に展開することによる事業規模の拡大も見込んでいる
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