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「今年の一皿」2025年は「お米グルメ」に決定 ぐるなび2025年12月5日

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食を主要テーマにした調査・研究の成果や提言を発信するぐるなび総研は、今年の日本の世相を反映し象徴する食である2025年「今年の一皿」に「お米グルメ」を発表した。

2025年「今年の一皿」は「お米グルメ」2025年「今年の一皿」は「お米グルメ」

「今年の一皿」は、優れた日本の食文化を共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために2014年に始め、今回で12回目。ぐるなびは、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の総掲載店舗約42万店、総有料加盟店舗4万2428店が発信する一次情報と、2850万人のぐるなび会員などの閲覧履歴や行動履歴などを掛け合わせて分析したビッグデータを保有している。

2025年「今年の一皿」は、そのビッグデータから、検索数や上昇率などの一定条件を満たしたワードを調査。それらを選択肢として、ぐるなび会員を対象にアンケートを実施し、30ワードを抽出し、さらにメディア関係者による審査の得票数を加味し、4つのノミネートワードを選定した。その中から、①その年に流行または話題になったこと、②その年の社会の動きと関係が深く世相を反映していること、③食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があること、の3つの条件を満たしていることを「今年の一皿」実行委員会で確認し、「お米グルメ」を2025年「今年の一皿」として承認・決定した。

「今年の一皿」に選ばれた「お米グルメ」の選定理由は、猛暑による不作や価格高騰により、米の安定供給への関心が高まり、食料安全保障の観点からも日本人の主食である米の存在感が改めて認識されたこと。また、玄米や雑穀米など健康米市場が拡大。備蓄米を美味しく食べる調理の工夫や高温耐性米が注目されるなど、米の新たな価値観が広がったことが挙げられる。さらに、米の流通経路が多様化したほか、米粉、酒、長粒米など活用法も広がり、外食においても様々な米の楽しみ方の提案が加速している。

続く準大賞は「抹茶」で、海外の健康志向や日本食への関心の高まりを背景に、日本の「Matcha」が世界に発信され、2025年のインバウンド消費を牽引したことが選定の理由。また、緑茶の輸出額は過去最高額を記録し、加工用と飲用問わず、抹茶の品質価値が国内外で再認識されたことなどが挙げられる。

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