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スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日

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農水省は12月12日、スーパー・量販店での米の販売価格を公表した。12月1日の週の平均価格は、前週の5kg4335円から14円下がり、同4321円となった。価格低下は3週ぶり。販売数量は2週連続で増加した。業者間取引のスポット価格は9月から下がり続けているが、米価下落が小売でも始まったか、注目される。

スーパーでの米の販売数量・価格の推移

スーパーでの米の販売数量・価格の推移

銘柄米価格は下がりブレンド米価格は上昇

ブレンド米の平均販売価格は前週より99円上昇し、5kg3969円。銘柄米の平均販売価格は前週より82円下がって、同4469円となった。

平均価格は6月以降、随意契約による政府備蓄米(いわゆる小泉米)の流通により低下したが、8月以降は新米の出回りや随契備蓄米販売の減少を背景に上昇。9月以降は5kg4000円を上回る水準で推移し「高止まり」といわれたが、今回は下がった。

「高くて米離れ」、総務省・家計調査でも確認できず

販売数量については6月、7月は前年を上回る水準で推移。8月以降はピーク時に比べ低い水準が継続してきたが、2週続けて増加し、今回の調査では800tを超え、前年同期比+18.4%となった。「米価が高すぎると米離れが起きる」との懸念は強いが、農水省の調査に加え総務省「家計調査」でも「米離れ」は確認できない。

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