米のとう精数量 前年比94.1% 米販売低調裏づけ2026年3月2日
農水省は2月27日、25年産米の集荷、販売などの動向とともに、精米業者のとう精数量実績調査結果を公表した。小売店などでの米の販売が低調といわれるなか、とう精数量は前年比で94.1%となり販売が進んでいない実態を示した。
農水省は2022年から年間500t以上の取扱量がある398の精米事業者(おもに米卸)から精米するために投入した玄米の数量をとう精数量として集計している。
25年7月から26年1月までのとう精数量は186万9000tで前年同月差11万6000tの減、94.1%となっている。
7月は30万5000tと過去3年平均の28万5000tを上回ったが、8月以降は3年平均を下回っている。7月は放出された備蓄米のとう精が約10万tと多かったためと考えられる。
1月の米穀販売事業者の販売数量は前年比88.7%となっており、このうち小売事業者向け87.4%、中食・外食事業者向け90.0%となっており、農水省は、「とう精数量減が販売数量減となっている」とし、「動向を注視していく」としている。
一方、1月末現在の集荷数量は256万4000玄米tで対前月同月差は36万5000玄米t増と集荷量が増えている。卸売業者などとの契約数量は213万5000玄米tで同13万玄米t増となっている。契約数量は増えているが、この契約には価格が決まっていない契約も含まれている。
販売数量は63.3万玄米tで同14.5万玄米t減となった。販売数量は集荷数量の25%にとどまっており、前年比で81%。2014年産以来で最低の数量となっている。
販売が低調なため在庫は積み上がっている。1月末の全国の民間在庫は出荷・販売段階計で321万玄米tとなっており、対前年同月差は92万玄米t増となっている。2022年の326万玄米tに次いで高く、在庫率は45~46%と過去最高水準となっている。
出荷段階の在庫は251万玄米tで同71万t増。例年は月に20万玄米t程度在庫が減るが、1月は前月比で9万玄米tの減にとどまった。集荷業者から卸への販売が進んでいない。
販売段階の在庫は71万玄米tで同21万t増。例年の同時期は50万t程度であり高い水準となっている。
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