長引く米の「買い控え」 1人当たり米消費の前年割れ12ヵ月に 米穀機構2月調査2026年3月26日
1人1ヵ月当たりの精米消費量が12ヵ月連続で、前年同月と比べマイナスとなった。2月の前年同月比のマイナスは縮小したが、合計で▲1.9%、家庭内で▲3.7%で、25年産米が「新米」でなくなってからも動きが鈍い実態が続いている。
家庭内の消費は前年同月比▲3.7%
公益社団法人米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)は3月25日、全国の消費世帯モニターを対象とした「米の消費動向調査」の2月分の結果を公表した。
モニター世帯の1人1ヵ月当たり精米消費量は4606gで、うち家庭内消費が3060g、中食・外食の消費量は1546gだった(有効調査世帯数は1681世帯)。前年同月と比べると、精米消費量は▲1.9%、家庭内消費量は▲3.7%、中・外食消費量は+1.9%だった。全体では12ヵ月連続で前年同月より少なかった。
農水省の「米穀の取引に関する報告」でも、1月の販売数量は小売事業者向けが前年同月比87%、中・外食事業者向けが90%、合計で89%と落ち込みが目立つ。
精米業者による25年7月~26年1月のとう精数量も前年比94.1%(備蓄米を除くと82.2%)にとどまっており、玄米のまま在庫となっている米が多いことがわかる。
ディスカウントストアは5kg3350円に
米穀機構の消費動向調査に戻って、「精米購入経路別の購入単価」(複数回答、税抜き)をみると、25年11月には1kg当たり856円だったスーパーが26年2月には781円に、ディスカウントストアは720円から670円に下がったことが目を引く。スーパーは精米5kg換算で3905円、ディスカウントストアは3350円となる。
こうした小売価格の下落傾向は、全国のスーパーの販売価格をPOSデータから調べた農水省の数字(スーパーでの販売数量・価格の推移)にも現れている。
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