奈良の養鶏姉妹が鳥インフル禍の事業継続&近隣養鶏場寄付へ支援募集2020年12月18日
奈良県五條市のさかもと養鶏は12月15日、自社の事業継続と近隣養鶏場への寄付を目的にクラウドファンディングサービスのCAMPFIREでプロジェクト「近隣で鳥インフルエンザが発生。毎日1万個産まれる絶品卵を廃棄せず届けたい」を開始。100万円を目標金額とし、同社の「白鳳卵」などをリターンとして提供する。
さかもと養鶏は、父の養鶏場を継いだ阪本雅さんと阪本未優さんの姉妹が営む養鶏場。「餌」と「飼育方法」にこだわった赤卵「白鳳卵(はくほうらん)」を生産・販売している。
12月に西日本の各地で鳥インフルエンザが発生し、さかもと養鶏の近くの養鶏場でも発生。近隣で発生したことで、一時的に他の養鶏場もたまごを出荷できなくなるルールにより一時出荷が制限された。その後、出荷制限は解除されたが、安全性が確保されているたまごでも影響を受けており、卵が余りがちになっているという。
約1万2000羽を飼育する「さかもと養鶏」では、毎日約1万個の卵が産まれ、「ちょっと余る」の積み重ねで、在庫がどんどん増えてしまう。同社は「大切に育て、産まれた卵を、多くのお客様に食べていただきたい」という想いから、プロジェクトを立ち上げた。リターンは、奈良県鶏卵品評会で最優秀賞を受賞したコクと甘みがたっぷりな赤卵「白鳳卵」を提供する。
支援金の一部は、奈良県畜産農業協同組合を通じて、同じように被害を受けた近隣の養鶏場に寄付し、残りは同社の事業継続資金として活用する。
◎プロジェクト概要
プロジェクト名:「近隣で鳥インフルエンザが発生。毎日1万個産まれる絶品卵を廃棄せず届けたい」
目標金額:100万円
募集期日:12月15日~12月30日
参加方法:クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」から申し込む
リターン品発送:2021年1月4日から順次発送予定
<リターン内容>
A:お礼メール1000円(税込)
B:「白鳳卵」6個入りのパックを2パックと、卵の味を引き立てる卵かけ醤油「柿たま醤油」1本2600円(税込・送料込)
C:「白鳳卵」50個入りの1箱3200円(税込・送料込)
D:「白鳳卵」80個入りの1箱4300円(税込・送料込)
E:「白鳳卵」120個入りの1箱5900円(税込・送料込)
F:「白鳳卵」160個入りの1箱7500円(税込・送料込)
※B~Fのリターンには、姉妹のストーリーが詰まった小冊子、お礼の手紙も一緒に届ける。
重要な記事
最新の記事
-
農業構造転換へ 自民の推進委が初会合2025年9月10日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農いわてが追加払い 「市場過熱で苦渋の選択」2025年9月10日
-
「まっしぐら」3万円に 全農あおもりが概算金引き上げ 集荷競争に対応2025年9月10日
-
科学捜査研究所を捜査せよ【小松泰信・地方の眼力】2025年9月10日
-
【JA人事】JA江刺(岩手県)小川節男組合長を再任(6月25日)2025年9月10日
-
岐阜県「ひるがの高原だいこんフェア」みのるダイニング名古屋店で開催 JA全農2025年9月10日
-
愛知県産いちじく・大葉使用 学生考案の地産地消メニュー 16日から販売 JA全農2025年9月10日
-
みのりカフェ・みのる食堂三越銀座店15周年記念 国産黒毛和牛の特別メニュー提供 JA全農2025年9月10日
-
「九州銘柄茶フェア」直営飲食6店舗で10月5日まで開催中 JA全農2025年9月10日
-
乃木坂46が伝える国産食材の魅力 7週連続、毎週水曜日に動画を配信 JA全中2025年9月10日
-
本日10日は魚の日「長崎県産からすみ」など130商品を特別価格で販売 JAタウン2025年9月10日
-
バイオスティミュラントに関する自主基準を策定 日本バイオスティミュラント協議会2025年9月10日
-
長野県産希少種ぶどう「クイーンルージュ」の秋パフェ登場 銀座コージーコーナー2025年9月10日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」「くるるの杜」で 北海道の食を堪能 JAタウン2025年9月10日
-
JAわかやまAコープとエコストア協働宣言「水平リサイクル」協働を強化 エフピコ2025年9月10日
-
「野菜ソムリエサミット」9月度「青果部門」最高金賞1品など発表 日本野菜ソムリエ協会2025年9月10日
-
日本農福連携協会とスポンサー契約を締結 農業総合研究所2025年9月10日
-
鳥インフル 米ジョージア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年9月10日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月10日
-
初の海外拠点 アイルランド・ダブリンに設立 NEXTAGE2025年9月10日