畜産農家の負担軽減 飼料タンク残量管理システム 4月から本格提供開始 YE DIGITAL2022年3月1日
YE DIGITAL(北九州市小倉北区)は、農場に設置されている飼料タンク内の残量をセンサで管理し「見える化」する、飼料タンク残量管理システム「Milfee」を4月から本格的に提供を開始する。
飼料タンク残量管理システム「Milfee」
同システムは2021年9月から一部畜産農場向けに先行提供を始め、2月時点で全国約70か所の農場へ導入し、運用されている。導入農家からの意見を反映し設置性を改善し4月から本格提供を開始する。
家畜の餌を欠かさないよう、飼料タンクの巡回は毎日行う必要があるが、飼料タンクが新しいうちは、のぞき窓から残量を確認できても、次第にのぞき窓が汚れるなどして見えにくくなる。また、タンク内の飼料は、砂時計のように真ん中から減っていくため、外からのぞき窓を通して正確な残量把握ができない。地上8メートルもあるタンクにはしごで登り、目視で確認するが、高所作業の上、天候に関係なく行う必要があるため危険が伴う大変な作業となっている。
複数の農場を抱える飼料メーカーにとって、各農場の巡回確認は大きな負担となり、農場から突発的な飼料の発注依頼を受けた際の配送人員の不足も問題になっている。現状では、事前に把握できないため、配送計画を立てることが困難で、飼料メーカーが管理する生産量、在庫量の計画も難しく、発注状況によっては、在庫切れとなる可能性もある。
この両者の負担や問題の解決に、飼料タンク残量管理システム「Milfee」が効果を発揮。同システムは、農場に設置されている飼料タンクの蓋の内側にセンサ通信機をとりつけることで、クラウドへ残量情報を送信するため、畜産農家様や飼料メーカーはクラウド上で飼料残量を管理できるようになる。
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