家庭内の牛乳消費低調 5月に向け需要継続拡大を-Jミルク2022年4月1日
Jミルクは3月31日に需給短信を発表し、牛乳類の家庭内消費が依然として低調であるとして5月に向けて引き続き需要拡大策に取り組むよう求めている。
生乳の生産量が増えていくなか、3月21日週の牛乳類の家庭内消費は前の週とくらべて各品目で横ばいか微増となったが、前年比では▲5%と低調に推移している。牛乳類トータルでは前年同期比94.8%だった。
一方、コロナ禍前の2018年度との比較では100.1%となっており、Jミルクでは「巣ごもり需要は消失」していると分析している。
ヨーグルト類はドリンクタイプは2週連続で減少しているが、個食タイプと大容量タイプは微増で、大容量タイプは徐々に販売個数を伸ばしている。
新型コロナ感染症の状況は第7波への警戒が強まりつつあり、業務用需要への影響が懸念されるとともに、円安による食料品などの値上げ、電気・ガス料金の値上げで家庭内消費の冷え込みが心配される状況にある。
春休み期間で学校給食が休止となるなか、家庭内での牛乳消費を中心に、生乳生産量がもっとも多くなる5月に向けて、「継続的な需要拡大」に取り組むことが重要になるとしている。
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