韓国の口蹄疫10件に拡大 農水省「日本への侵入リスク極めて高い 予防徹底を」2023年5月17日
農水省によると、韓国で4年ぶりに確認された口蹄疫は、5月17日までに10件に広がったことが分かった。韓国とは往来が多く、過去の日本の発生前には韓国で発生するケースが続いていることから、農水省は「日本へ侵入するリスクが極めて高い状況が続いている」として、改めて発生予防の徹底を呼びかけている。
農水省ホームページより(16日正午時点)
農水省によると、韓国家畜衛生当局が、5月10 日に同国忠清北道清洲市で肉牛(韓牛)を飼養する3件の農場で口蹄疫の発生が確認されて以降、15日までに同じ清洲市内で3件、近隣の曽坪郡で1件の発生が公表された。さらに17日までに牛の農場2件、ヤギの農場1件の発生も確認され、合わせて発生件数は10件に上った。
韓国での口蹄疫の発生は2019年に3件発生して以来、4年ぶり。
日本国内では、2010年に宮崎県で発生して以降、口蹄疫は確認されていないが、過去に日本で発生した2000年や2010年のケースでは、まず韓国で発生しており、人的交流も多いことから、農水省は「日本に侵入するリスクが極めて高い状況が続いている」として、各都道府県に口蹄疫の防疫対策の徹底を求める通知を出すなどして、注意を呼び掛けている。
通知の中では、韓国は地理的に近く人的交流も多いことを踏まえ、畜産関係者の海外渡航の自粛を求めている。また、畜産農家などに対しては、農場の出入口に看板を設置するなど関係者以外の立ち入りを制限することや、農場に持ち込まれる物品や車両の消毒の徹底、家畜の健康観察を毎日行い、疑わしい症状があれば直ぐに通報するなど、発生予防対策の徹底を求めている。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日