食鳥疾病診断AI 宮崎県と共同開発 ヒューマノーム研究所2024年6月7日
株式会社ヒューマノーム研究所は、宮崎県衛生管理課と共同で、食鳥の疾病診断AIをノーコードAI開発ツールを用いて開発。カメラで撮影した画像から疾病を診断するAIで、獣医師の診断をサポートすることで、食鳥検査の省力化を目指した。

食鳥検査では、獣医師の資格をもつ食鳥検査員が、異常のある食鳥を一羽ずつ疾病診断している。大量の食鳥を迅速に検査するには、検査員の経験が重要だが、検査員の高齢化と人材不足が課題となっている。
今回の開発は、宮崎県内の大規模食鳥処理場でよくみられる代表的な2疾病に関して、食鳥の疾病の診断予測を実施するAIを構築。疾病の症状が現れる部位は、疾病の種類によって異なり、専門知識がなければ判定が難しい細かなものもある。そのため、疾病があると診断された食鳥に関して、どの疾病の症状がどの部位に存在しているか情報を付与(アノテーション)する判断基準は、精度の高いAIをつくるために大切な工程となる。
開発フロー概要
アノテーションは業者が担当することが一般的だが、今回は宮崎県庁の獣医師の職員と共同で実施。ノーコードAI開発ツールの特長を活かすことで、プロジェクト開始後約3か月という短期間で食鳥疾病診断AIを開発した。また、今回は2種類の疾病に絞ったが、今後はより多くの疾病や状況に対応することで、多様な疾病に対応したAIを開発する。これにより、安全な食鳥の供給に欠かせない獣医師の診断業務をサポートし、食鳥検査の省力化に寄与するAIの作成を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
米粉で地域振興 「ご当地米粉めん倶楽部」来年2月設立2025年12月15日 -
25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日 -
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日


































