豚のAI体重推定装置「PIG LABO Growth Master」テスト販売開始 日本ハム2024年9月20日
日本ハムは、養豚支援システム「PIG LABO®(ピッグラボ)」の第2弾として、豚のAI体重推定サービス「PIG LABO® Growth Master」(ピッグラボ グロースマスター)のテスト販売を10月から開始する。

左:豚舎内の様子 右:PIG LABO® Growth Masterの製品イメージ
日々増加する豚の体重を正確に把握することは、最適な飼育方法や出荷時期を決める上で重要。数十キロから百キロ以上もある豚の体重測定は現在、飼育作業者が計量器具のある区画に豚を手作業で移動させており、効率化と作業負担の軽減が大きな課題となっている。
今回開発された「PIG LABO® Growth Master」は、豚舎内に自由に設定できるケーブル上を3Dカメラが巡回して豚を撮影、画像から個別の豚の体重をAIが推計し、群れの体重分布(ばらつき)と平均体重を算出する仕組み。豚を移動させる必要がないため、体重測定作業の合理化につながるだけでなく、動物福祉の視点からも豚にストレスを与えることなく成育状況を把握することが可能となる。また、ケーブルに電子タグを装着することで、その位置ごとに豚の群れの体重が算出される仕様。算出された体重分布と平均体重は、装置本体の画面上のほか、離れた場所からもパソコンやタブレット端末から確認できる。
ニッポンハムグループが2029年までの実現を目指す「PIG LABO®」システムは、分娩・哺乳、育成、肥育といった母豚の繁殖から仔豚の育成、出荷までの全ステージにおいて、豚の飼育作業をトータルでサポートするもの。デジタル技術を活用して現代の養豚を取り巻く課題を解決するとともに、新しい養豚のカタチの実現を目指している。
今回テスト販売する「PIG LABO® Growth Master」は、豚を対象とした『体重推定機能』。製品に搭載する新技術は、日本ハムと宮崎大学工学部の研究グループの共同開発によるもの。

豚舎内での設置イメージ
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日 -
米トレサ法で初の勧告措置 「博多天ぷら たかお」が米産地を不適正表示2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日


































