土壌微生物技術で牛のゲップ中メタンガス80%削減 補助飼料「Cowtrol」開発 TAIGA2025年6月9日
株式会社TAIGAは、牛のゲップ中のメタンガスを土壌微生物の技術で約80%削減する補助飼料「Cowtrol」を京都府立大学との共同研究で開発した。
世界の温室効果ガスの約4%は反芻動物のゲップによるもので、早急な対策が求められている。現在トップレベルの削減効果を持つ海藻由来製品と同等の効果を持つ「Cowtrol」は、米ぬかや大豆の搾りかすなど安価で世界中どこでも入手可能な原料で製造。また、日本国内で38年間使われてきた安全な技術の応用でつくられている。
同製品は飲水に添加するだけの簡単な使用方法で、投与後わずか3日間でメタンガスの削減効果が確認。このメカニズムは、同製品に含まれる土壌微生物群が牛の消化管内の細菌叢を安定化させ、メタン生成を効果的に抑制することにある。
同社は畜産農家の費用負担を軽減しながら普及を促進するため、削減したメタンガスをCO2クレジットとして販売。その利益を農家が得られる新たなビジネスモデルの構築を目指す。
今後は、乳業会社、牛肉関連会社、流通会社と連携し「低メタン牛乳」「低メタン牛肉」の普及を促進。また、オセアニア、南米、ヨーロッパなどの畜産業が盛んな地域への展開を積極的に推進する。問い合わせ:(メール)info@taiga-japan.com
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