生果に適さない果実を有効利用「宮崎県産日向夏サワー」新発売 JA全農2021年11月15日
JA全農は11月15日、JA宮崎経済連、宮崎県農協果汁、国分グループ本社と共同開発した「宮崎県産日向夏サワー」を発売。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用する取り組みから生まれた高果汁サワーで、九州・中国・四国のセブンイレブン約4000店で先行販売。また、セブン&アイグループのヨークフーズ、シェルガーデンの一部店舗での販売も予定している。
「宮崎県産日向夏サワー」は、宮崎県産日向夏の果汁を10%使用し、アルコール度数4%で日向夏のさわやかな香りとやさしい甘さを活かした味わいに仕上げた。
宮崎県産日向夏サワー
「宮崎県産日向夏サワー」は、果皮表面の病害虫による障害やキズの度合いなどによって生果販売に適さない日向夏を加工用として使うことで、生産者の所得向上をめざしている。日向夏の良さを引き出し、高果汁のサワーとして商品化するにあたりJA全農は、JA宮崎経済連と宮崎県農協果汁と協議し、果汁率にこだわることで、さわやかな酸味とほどよい甘さを引き出した。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用するこの取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」に資する商品となる。
日向夏は1820年頃、現在の宮崎市の民家で発見された1本の木がルーツと言われ、その後「日向夏」と名付けられて広く栽培されるようになり、今では宮崎を代表する特産果実になった。太陽の光をたくさん浴びて育つ日向夏は表皮と果肉の間にある真っ白なドレス(白皮)にほのかな甘みがあり食べ方も特徴的。白皮を残して表皮をむき、果肉と一緒に食べることで、ほかの柑橘類にはないさわやかな香りと白皮の甘み、果肉の酸味の調和を楽しめる。
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