サステナビリティ・リンク・ローン契約を締結 雪印メグミルク・農林中央金庫2022年3月11日
雪印メグミルク株式会社と農林中央金庫は、ローン・マーケット・アソシエーション等が定めたサステナビリティ・リンク・ローン原則に即した「サステナビリティ・リンク・ローン」(SLL)のシンジケート・ローン契約(本件シ・ローン)を締結した。
本件シ・ローンは農中信託銀行がアレンジャーを務め、JAバンク会員にてシンジケート団を構成するシンジケート方式のSLL案件。このような案件は、国内食品業界向けでは初となる。
SLLは、借り手の経営戦略に基づくサステナビリティ目標と連携したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)を設定し、貸付条件とSPTの達成状況を連動させることで、借り手に目標達成に向けた動機付けを促す。SLLによって、環境・社会の面から持続可能な事業活動および成長を支援することを目指す。
雪印メグミルクグループは、現代にも通じるサステナブルな精神である「健土健民」(「酪農は大地の力を豊かにし、その豊かな大地から生み出された牛乳・乳製品は、最高の栄養食品として、健やかな精神と強靭な身体を育む。」という創業者の一人である黒澤酉蔵が提唱した考え方)を企業理念の原点として、経済的価値と社会的価値の両立を求めていくことを趣旨としたCSR重要課題(マテリアリティ)を特定し、その目標達成に向けて取り組んでいる。
農林中央金庫は、「持てるすべてをいのちに向けて」をコーポレートブランドに、豊かな食とみらいをつくり、持続可能な地球環境に貢献することを存在意義として定めている。雪印メグミルクグループの企業理念に深く共感し、本件シ・ローンを通じて、「脱炭素社会」の実現に資する取り組みを支援することを目指す。
本件シ・ローンでは、雪印メグミルクグループの「CSR重要課題(マテリアリティ)」に基づく目標を踏まえて、CO2排出量削減(2030年度目標:2013年度比50%削減)をSPTに設定した。なお、本件シ・ローンの契約締結にあたっては、SLL原則、および環境省「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2020 年版」の「サステナビリティ・リンク・ローンに期待される事項」に適合しており、株式会社格付投資情報センターより第三者意見を取得している。
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