「新潟県産ル レクチエサワー」11月7日に発売 JA全農2023年11月6日
JA全農は、国分グループ本社と「新潟県産ル レクチエサワー」を共同開発。グループ会社の全国農協食品を販売者として11月7日から、新潟・北陸・長野・山梨・関西エリアのセブン‐イレブン約3700店舗で発売し、その後、全国のイトーヨーカドーとヨークで順次販売する。
「新潟県産ル レクチエサワー」
新潟県が「ル レクチエ」の一大産地となったのは、1902年に新潟県旧白根市茨曽根(現・新潟市南区)の農家・小池左右吉さんがロシア・ウラジオストクへ旅行した際、西洋なしに出会ったことがきっかけと言われている。小池さんはそのおいしさから栽培を決意し、原産地のフランスから数十種類の苗木を取り寄せて栽培が始まったという。
豊かな甘みと芳香、なめらかな舌触りは「ル レクチエ」ならではの風味と食感で、おいしさの秘密は「追熟」と呼ばれる作業によるもの。西洋なしは樹上では完熟しないため、収穫後に一定期間の「追熟」が必要となる。収穫時は緑色の果実も、細かな温度管理や湿度管理と換気等をおこなうことで、収穫から約40日後にパステルイエローに変化。生産が極めて難しいことから、「ル レクチエ」は"幻の洋梨"とも呼ばれている。
新発売の「新潟県産ル レクチエサワー」は、新潟県産「ル レクチエ」の果汁を10%使い、アルコール度数は4%。香料を使わず、「ル レクチエ」本来の爽やかな甘さと芳醇な香りが引き立つサワーに仕上げた。
また、同商品は、流通に適していない素材を加工用として使うことで、生産者の所得向上を目指している。こうした市場流通に適さない果実を商品化し、有効利用する本取り組みは、SDGsの「9: 産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」に資する取り組みとなる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(91)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(2)2024年5月4日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(9)【防除学習帖】 第248回2024年5月4日
-
土壌診断の基礎知識(18)【今さら聞けない営農情報】第248回2024年5月4日
-
(382)「ファミリー・ビジネス」の生き残り【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月3日
-
むらの掟【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第289回2024年5月2日
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日