辻発彦氏、真中満氏ら元プロ野球選手が熱血指導「JA全農WCBF少年野球教室」浜松市で開催2024年9月9日
王貞治氏が理事長を務める世界少年野球推進財団(WCBF)は9月7日、「JA全農WCBF少年野球教室」を静岡県浜松市の明神池運動公園野球場で開催。辻発彦氏や真中満氏ら元プロ野球選手が講師となり、子どもたちを指導した。

投げ方を指導する真中講師
元プロ野球選手が講師を務めるこの教室は、今年で32年目を迎えた。11年ぶりの開催となる浜松教室には、同市の少年野球7チーム、小学生、指導者、保護者ら計120人が参加。阿波野秀幸氏(近鉄OB)、田村藤夫氏(日本ハムOB)、辻発彦氏(西武OB)、真中満氏(ヤクルトOB)の元プロ野球選手4人が直接指導した。
開校式では、辻講師が「一度決めたことは最後までやり抜くことが大切。今日教わることも今後の練習で継続して取り組んでほしい」とあいさつ。また、開催県のJA静岡経済連から各講師に「特選和牛静岡そだち」が贈られた。
野球教室は、ウォーミングアップ後、辻講師から走塁の基本、阿波野講師から投げ方の基本をレクチャー。投手、捕手、野手のポジション別に分かれ、「投げる」「捕る」「打つ」「走る」などの基本を分かりやすく指導した。子どもたちは講師のアドバイスを聞いて、真剣な表情で取り組んでいた。
野球教室の最後には講師に推薦された選手が対決する一打席対決が行われ、代打として出場した真中講師との対決に大いに盛り上がった。また、サインボールをかけたじゃんけん大会が行われた。
指導者講習会では、トレーナーの石川慎二氏が、各チームの指導者8人に、ケガを予防するためのストレッチやトレーニング方法について実技を交えて講義。また、スポーツ栄養教室では、 管理栄養士の阿部菜奈子氏が、保護者19人を対象に成長期の子どもに必要な栄養や上手な取り入れ方、おすすめの食材などについて講義した。
参加者には、JA静岡経済連からみかん日和(みかんジュース)と協賛各社からは国産農畜産物を使用した加工品などが贈られた。
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