廃棄野菜を動物園の餌に 農林中金の紹介で九州西濃運輸が参画 長崎バイオパークとJA島原雲仙2025年3月19日
動植物園「長崎バイオパーク」を運営するバイオパーク(長崎県西海市、大宅貴之代表取締役)とJA島原雲仙は、生産過程で発生する廃棄野菜を動物の餌へと有効活用する取り組みを進めている。今回、農林中金長崎支店の紹介で九州西濃運輸の支援を受けることになり、取り組みが拡大することになった。
「長崎バイオパーク」では近年の餌代上昇により、安価で安心・安全な餌を安定的に確保することが課題となっていた。そこで農林中金長崎支店の紹介により、JA島原雲仙管内の酒井農園で発生した廃棄ニンジンをバイオパークへ運搬する取り組みを進めていたが、これまでは輸送回数や輸送量に制限があった。
この取り組みに注目していた九州西濃運輸から、農林中金長崎支店を通じて輸送支援の申し出があり、輸送回数が年3回から40回へと大幅に増加。廃棄ニンジンに加え、新たに廃棄ブロッコリーも取り扱うことになった。九州西濃運輸は九州全域に強固な輸送ネットワークを持ち、今回の取り組みへの参画で社会や地域が抱える課題の解決に貢献する。
JA島原雲仙管内では、ニンジンや馬鈴薯、イチゴ、ブロッコリーの生産量が増加している。一方、規格外品も発生し、一部が廃棄されていた。今回の取り組みで廃棄予定の野菜に商品価値が生まれ、費用をかけて廃棄していた規格外品の有効利用が拡大することで生産者の所得向上も期待される。
重要な記事
最新の記事
-
【26年度畜酪決着の舞台裏】加工補給金上げ12円台 新酪肉近で全畜種配慮2025年12月22日 -
配合飼料供給価格 トン当たり約4200円値上げ 2026年1~3月期 JA全農2025年12月22日 -
鳥インフルエンザ 岡山県で国内8例目2025年12月22日 -
【今川直人・農協の核心】農協の農業経営をめぐる環境変化(3)2025年12月22日 -
日本産米・米加工品の輸出拡大へ 意見交換会「GOHANプロジェクト」設置 農水省2025年12月22日 -
令和7年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年12月22日 -
「JA全農チビリンピック2025」小学生カーリング日本一は「軽井沢ジュニア」2025年12月22日 -
農政無策【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月22日 -
【人事異動】ヤマタネ(2026年1月1日付)2025年12月22日 -
国産食肉シンポジウム「国産食肉が食卓に届くために」開催 日本食肉消費総合センター2025年12月22日 -
岡山県鏡野町と「災害時における無人航空機による活動支援に関する協定」締結 福田農機2025年12月22日 -
「英国The Leafies 2025」粉末緑茶「あらびき茶」が金賞受賞 鹿児島堀口製茶2025年12月22日 -
「かごしまスマートファーマー育成セミナー」令和7年度の受講生募集 鹿児島県2025年12月22日 -
日本トリム 農業用電解水素水整水器を活用 いちご「肥後こまち」販売開始2025年12月22日 -
宅配インフラ活用 地域を見守り子育て応援 九十九里町と連携協定 パルシステム千葉2025年12月22日 -
大分県大分市佐賀関大規模火災お見舞い金100万円を拠出 コープデリ2025年12月22日 -
新春は「いちごと洋梨のケーキ」丹頂鶴をフルーツで表現 カフェコムサ2025年12月22日 -
障害者雇用支援のエスプールと持続可能な農業モデル構築へ概念実証を開始 食べチョク2025年12月22日 -
滋賀県日野町と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月22日 -
ブラジルCOP30から世界の気候危機を知る 現地イベント報告 パルシステム連合会2025年12月22日


































