JAの活動:JA新組合長に聞く
【'24新組合長に聞く】JA碓氷安中(群馬県)戸塚勉組合長 野菜のブランド産地へ (5/31就任)2024年8月9日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも「基本法」(食料・農業・農村基本法)が25年ぶりに改正となり、これからの農業の方向が示されたが、具体的な施策はこれから。一方でJAグループは、今年10月の第30回JA全国大会を控え、いま組織協議が進んでいる。この重要な転換期に農業・JAについてどのようなビジョンをもってJAの運営に臨むか。5月31日に就任した群馬県JA碓氷安中の戸塚勉組合長に聞いた。
JA碓氷安中 戸塚勉組合長
管内は、かつて養蚕の産地でしたが、いまは100~600mの標高差と水はけのよい土壌条件を生かした野菜づくりが盛んです。特に夏秋ナス、それにJAのブランド品である「上州ネギ」などに力を入れています。最近は、若い人を中心にプチベールやロマネスコなど新しい野菜への取り組みも増えており期待しています。何でもできるという強みはあるが、JAとしては作目を絞り、契約取引販売などによって野菜のブランド産地をつくりたいと考えています。
改正基本法で再生産可能な価格の実現が議論になっていますが、意欲のある農業者、特に若い担い手が農業で安定して生活できるようにするには、価格の安定が欠かせません。そのためには、輸入を抑えて、安全で安心できる国産を増やし、食料の自給率を高める必要があります。農業者の流した汗に報いる農政を望みます。
当JAは組合員5000人余り。県内では下方2番目の規模で、正・准組合員は半々です。正組合員の高齢化と都市化が進み、准組合員の比率が高まっています。コロナ禍でこの3年間、あまり活動できなかったが、今年は収穫祭など、組合員や地域の人が参加できる機会を積極的につくり、JAの元気と存在感をアピールしたい。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日