JAの活動:JA新組合長に聞く
【'25新組合長に聞く】JA馬路村(高知) 長野桃太氏(3/26就任) 「村興し」のその先へ2025年6月6日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも25年ぶりに改正された食料・農業・農村基本法にもとづく初の「基本計画」が閣議決定され、今後5年間、農業の構造改革が集中的に取り組まれる。一方JAグループでは、昨年の第30回JA全国大会決議にもとづき、「協同活動と総合事業の好循環」実現、5つの戦略の具体化を進めるが、国際紛争、トランプ関税など日本経済の行方には不透明感も漂う。こうした重要な転換期、農業・JAについてどのようなビジョンをもってJA運営に臨むか。3月26日に就任したJA馬路村(高知)の長野桃太組合長に聞いた。
JA馬路村 長野組合長
私たちは人口800人の村の農協組織です。小さな村で、金融共済で利益を上げるのは難しいため、特産品のゆずの加工販売に特化した事業展開をしています。
農協の使命は組合員、地域の方々を豊かにしていくことです。そのため、新しい取り組みに力を入れたいと考えています。たとえばAコープで食品や日用品のラインナップを増やしたり、通販代理店となるなど、利便性を向上させていきたいと思います。
馬路村は中山間地の地域興しのモデルケースといわれますが、多くの地域と同様、人口減と高齢化といった課題を現在進行形で抱えています。農政には、「村興しの先」をめざす取り組みを支えていただければと思います。
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