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JAの活動:今さら聞けない営農情報

農薬の正しい使い方(71)脂肪酸・フラボノイド合成阻害剤【今さら聞けない営農情報】第337回2026年2月21日

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 「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るための農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しています。農薬の防除効果は、有効成分をいずれかの方法で作物に付着または吸着させることができてはじめて発揮されますので、高い効果を発揮させるには、有効成分をいかに効率よく作物に付着させるかが鍵となります。しかし、農薬をより効率よく正しく使用するためには、製剤の選択の他に散布対象となる作物やその生育ステージ、あるいは病害虫雑草の生態に合わせた使い方も重要になります。現在、除草剤の生態に合わせた上手な使用方法を紹介していますが、除草剤の上手な使い方を理解するためには、雑草の生態に加え、除草剤の選択性や作用機作も知っておく必要があります。

 現在、除草剤の作用機作を紹介しており、今回は、脂肪酸・フラボノイド合成阻害剤を紹介します。

 植物において、脂肪酸は主にエネルギー源(特に種子の発芽時)としての貯蔵や、細胞膜の構成成分、光合成の活性維持、そして環境ストレス(乾燥や低温)に対する防御といった重要な役割を果たし、フラボノイドは主に紫外線の吸収、病原菌・害虫からの防御、環境ストレスから植物を守る役割を果たして植物の成長・生存に不可欠な抗酸化物質としても働きます。

 このように脂肪酸やフラボノイドは植物の成長や生命維持のために不可欠な存在であり、こらの合成においてアセチルCoAカルボキシラーゼが重要な機能を果たしています。脂肪酸・フラボノイド合成阻害剤は、このアセチルCoAカルボキシラーゼの働きを阻害することで生命維持に不可欠な脂肪酸やフラボノイドの生合成を阻害し、細胞膜形成や細胞分裂を停止させることで雑草を枯らします。

 特徴としては、イネ科雑草に特異的に作用し、やや遅効的(1週間~10日)なことがあげられます。

 このような作用を示す除草剤としては、シハロホップブチルやフルアジホップP、クレトジムやセトキシジムなどがあります。

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