中国向け精米輸出施設を追加-日中で合意2018年5月10日
農林水産省は5月9日、中国向けに輸出できる精米工場とくん蒸倉庫の追加に中国側と合意したと発表した。
中国向けの日本産精米の輸出は、中国側に認められ農林水産省が指定・登録した精米工場やくん蒸倉庫に限られており、これまで精米工場は全農パールライス神奈川精米工場、倉庫は全農神奈川恵比須町倉庫と(株)日新神奈川倉庫のあわせて3施設のみだった。
今回は中国側と精米工場2施設とくん蒸倉庫5施設の追加に合意した。これで中国への国産精米の輸出は精米工場3施設、くん蒸倉庫7施設から輸出ができることになる。
新規に認められた施設は以下のとおり。
【精米工場】
・ホクレン農協連パールライス工場
・(株)神明きっちん阪神工場
【くん蒸倉庫】
・小樽倉庫事業協同組合低温倉庫
・石狩港新港倉庫事業協同組合低温倉庫
・酒田港西埠頭くん蒸上屋
・(株)上組神戸支店住吉倉庫
・同八代支店八代倉庫
なお、日本産精米の対中輸出条件には検疫対象病害虫としてカツオブシムシ類のほか、中国側が侵入を警戒するTribolium destructor及びグラナリアコクゾウムシについても発生調査と清掃の徹底などの予防措置の実施が追加された。
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