ジビエ利用量は15.8%増加 農水省実態調査2019年10月2日
農林水産省は9月27日、「野生鳥獣資源利用実態調査(平成30年度)」を公表した。
食肉処理施設※が平成30年度に処理した野生鳥獣のジビエ利用量は、1887tで前年度に比べ15.8%増加した。
このうち、食肉としての販売目的で処理したジビエ利用量は1400tで、前年度に比べ22.2%増加し、鳥獣種別に見るとシカが957tで17.6%増加、イノシシが426tで31.5%増加、その他鳥獣が17tで112.5%増加した。
食肉処理施設が処理した野生鳥獣の解体頭・羽数は11万4655頭・羽で、前年度に比べ18.3%増加。鳥獣種別に見ると、シカが7万4136頭で15.1%増加、イノシシが3万4600頭で23.4%増加、その他鳥獣が5919頭・羽で32.6%増加。
食肉処理施設で処理して得た金額は38億2100万円で、前年度に比べ21.4%増加した。このうち、食肉の販売金額は35億7700万円で、前年度に比べ22.5%増加し、鳥獣種別に見るとシカが18億9200万円で15.4%増加、イノシシが16億1800万円で29.8%増加、その他鳥獣が6700万円で109.4%増加した。
(※)食肉処理施設は、食品衛生法に基づき、食肉処理業の許可を有する食肉処理施設のうち、野生鳥獣の食肉処理を行っている施設。
(関連記事)
・全国ジビエフェア 参加飲食店を募集 農水省(2019.09.27)
・ジビエ利用拡大でフォーラム 農水省(2019.09.26)
・第6回日本ジビエサミットin東京 開催(2019.09.25)
重要な記事
最新の記事
-
【26年度畜酪決着の舞台裏】加工補給金上げ12円台 新酪肉近で全畜種配慮2025年12月22日 -
配合飼料供給価格 トン当たり約4200円値上げ 2026年1~3月期 JA全農2025年12月22日 -
鳥インフルエンザ 岡山県で国内8例目2025年12月22日 -
【今川直人・農協の核心】農協の農業経営をめぐる環境変化(3)2025年12月22日 -
日本産米・米加工品の輸出拡大へ 意見交換会「GOHANプロジェクト」設置 農水省2025年12月22日 -
令和7年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年12月22日 -
「JA全農チビリンピック2025」小学生カーリング日本一は「軽井沢ジュニア」2025年12月22日 -
農政無策【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月22日 -
【人事異動】ヤマタネ(2026年1月1日付)2025年12月22日 -
国産食肉シンポジウム「国産食肉が食卓に届くために」開催 日本食肉消費総合センター2025年12月22日 -
岡山県鏡野町と「災害時における無人航空機による活動支援に関する協定」締結 福田農機2025年12月22日 -
「英国The Leafies 2025」粉末緑茶「あらびき茶」が金賞受賞 鹿児島堀口製茶2025年12月22日 -
「かごしまスマートファーマー育成セミナー」令和7年度の受講生募集 鹿児島県2025年12月22日 -
日本トリム 農業用電解水素水整水器を活用 いちご「肥後こまち」販売開始2025年12月22日 -
宅配インフラ活用 地域を見守り子育て応援 九十九里町と連携協定 パルシステム千葉2025年12月22日 -
大分県大分市佐賀関大規模火災お見舞い金100万円を拠出 コープデリ2025年12月22日 -
新春は「いちごと洋梨のケーキ」丹頂鶴をフルーツで表現 カフェコムサ2025年12月22日 -
障害者雇用支援のエスプールと持続可能な農業モデル構築へ概念実証を開始 食べチョク2025年12月22日 -
滋賀県日野町と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月22日 -
ブラジルCOP30から世界の気候危機を知る 現地イベント報告 パルシステム連合会2025年12月22日


































