「野菜を食べよう」プロジェクト開始-農水省2020年1月29日
農林水産省は1月28日、暖冬で野菜価格が下がっていることから消費拡大を図る「野菜を食べよう」プロジェクトを始めると発表した。農水省の公式フェイスブックやツイッターなどを通じて野菜を使ったメニューの紹介などを行う。
暖冬の影響で野菜価格は下落している。28日に農水省が公表した1月20日~22日の調査結果では全国平均で平年比▲40%~▲5%となっている。
一方、野菜の摂取量は1人1日当たり280g程度で摂取目標量の350gを大きく下回っており、農水省はこの機に手頃な価格の野菜の消費拡大に取り組むことにした。
フェイスブックなどで手頃な価格の野菜とメニューの紹介をするほか、外食事業者に野菜をたくさん使ったメニューや野菜の使用量を増加させたメニューを依頼する。食品加工事業者には野菜使用量を増加させた商品、販売店には野菜を増やした総菜の販売なども依頼する。
江藤農相は暖冬で価格が下がっていることについて「農林水産業の厳しさを改めて実感する思い」と話し、野菜価格安定制度などの「制度以外にも、食べることによって消費者に理解をいだくことで野菜生産農家の経営が安定することがベストと思う」などと述べた。
【農林水産省 野菜を食べようプロジェクト】
【関連記事】
・野菜の生育状況及び価格見通し(令和2年2月)(20.01.29)
・キャベツ 平年比4割安-暖冬で野菜価格が下落(20.01.29)
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