コロナ禍で産地応援意識-日本公庫2021年4月5日
コロナ禍で国民の間に国産農畜産物の価値見直しの動きが出ているといわれているが、日本公庫の消費者動向調査でもその結果が表れている。
今年1月の調査で「食に関する志向」は、引き続き健康、簡便化、経済性の3大志向となったが、低下傾向にあった「健康志向」が前回比(令和2年7月)プラス1.7ポイントで41.4%と上昇に転じたほか、「簡便化志向」がプラス3.7ポイントで37.3%となった。一方、「経済性志向」は同▲2.2ポイントの35.5%と前回より低下した。
食料品を購入するときに原材料が国産かどうかを「気にかける」割合は74.1%で横ばい。年代別では60代82.5%、70代87.2%と年代が高くなるほど割合が高くなった。
コロナ禍の影響による食品の購入方法の変化では「変化があった」がプラス3.8ポイントの29.6%となり、とくに男性ではプラス6.9ポイントの28.4%と大きく増えた。
購入方法は「インターネット」が34.1%でもっとも多く、次いで「テイクアウト」30.6%、「量販店・スーパー」が30.2%となった。
産地応援の意識は、産地の応援を「大いに気にかけている」と「やや気にかけている」をあわせた回答割合が56.2%と過半数を超えた。この割合はコロナ禍以前(令和2年1月以前)を振り返ったときの回答とくらべると11.0ポイント高くなっており、日本公庫は「産地応援の意識が上向いていることがうかがえる」とみている。
産地の応援を気にかけているとした理由は男女ともに「地域産品が好き」(男性21.7%、女性24.9%)がもっとも多くなっている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】とうもろこしにアワノメイガが多誘殺 早めの防除を 北海道2025年7月1日
-
米の高騰一転、産地に懸念 政府が「暴落」の引き金? 小泉劇場に不安広がる2025年7月1日
-
米価 5週連続で低下 5kg3801円 農水省調査2025年7月1日
-
【人事異動】農水省(7月1日、6月30日付)2025年7月1日
-
米の増産を 石破総理が強調 米の関係閣僚会議2025年7月1日
-
農水省 熱中症対策を強化 大塚製薬と連携し、コメリのデジタルサイネージで啓発2025年7月1日
-
作況指数公表廃止よりもコメ需給全体の見直しが必要【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月1日
-
【JA人事】JA岡山(岡山県)新会長に三宅雅之氏(6月27日)2025年7月1日
-
【JA人事】JAセレサ川崎(神奈川県)梶稔組合長を再任(6月24日)2025年7月1日
-
【JA人事】JA伊勢(三重県) 新組合長に酒徳雅明氏(6月25日)2025年7月1日
-
米穀の「航空輸送」ANAと実証試験 遠隔地への迅速な輸送体制構築を検証 JA全農2025年7月1日
-
JA全農「国産大豆商品発見コンテスト」開催 国産大豆を見つけて新商品をゲット2025年7月1日
-
こども園で食育活動 JA熊本経済連2025年7月1日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施2025年7月1日
-
7月の飲食料品値上げ2105品目 前年比5倍 価格改定動向調査 帝国データバンク2025年7月1日
-
買い物困難地域を支える移動販売車「EV元気カー」宮崎県内で運用開始 グリーンコープ2025年7月1日
-
コイン精米機が農業食料工学会「2025年度開発賞」を受賞 井関農機2025年7月1日
-
「大きなおむすび 僕の梅おかか」大谷翔平選手パッケージで発売 ファミリーマート2025年7月1日
-
北海道産の生乳使用「Café au Laitカフェオレ」新発売 北海道乳業2025年7月1日
-
非常事態下に官民連携でコメ販売「金芽米」市民へ特別販売 大阪府泉大津市2025年7月1日