みどり戦略 司令塔が始動-農水省2021年7月1日
農林水産省は7月1日の組織再編に併せ、同省内で野上浩太郎農相が「みどりの食料システム戦略本部」の看板掛けを行った。
看板を掛ける野上農相(中央右)と葉梨副大臣。右は熊野大臣政務官。左は枝元事務次官。
看板が設置されたのはみどり戦略担当部署として大臣官房に新たに設置された環境バイオマス政策課。
みどり戦略本部長の野上農相は「ここが司令塔となる。気持ちを新たに省を挙げて戦略の実現に向けて全力で取り組みを進めていきたい」と述べた。
みどり戦略は生産力の向上と持続性の両立をイノベーションで実現することをめざす。
2050年までに農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現と、化学農薬の使用量50%(リスク換算)削減、化学肥料の30%低減などの目標を掲げる。
有機農業の取り組み面積も25%、100万haをめざす。2017年の有機農業の取り組み面積は2万3500ha。農水省は2030年に6万3000haとすることを当面の目標にしている。多くの農業者が有機農業に取り組めるように除草ロボットの開発や、精度の高い病害虫発生予察システム、病害抵抗性品種の開発などが課題となる。
看板は奥多摩産のヒノキ。野上農相が筆をふるった。(写真)
重要な記事
最新の記事
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日
-
トランプ農政・小規模農家に暗雲 熊本学園大学教授 佐藤加寿子氏【トランプの世界戦略と日本の進路】2025年5月1日
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日