鷹でジャンボ梨をカラスから守る 被害防止へ実証実験開始 愛知県大府市2021年7月12日
愛知県大府市は7月15日、カラスによる農作物被害を抑えるため、同市内の農園で鷹や音によるカラスの追い払いの実証実験を開始。カラスから特産品のぶどうやジャンボ梨を守るため企業と連携する。
実証実験で活用する鷹の「ハリスホーク」
大府市では、7月下旬からブドウや梨など、多くの直売所が開かれるが、令和元年度の同市でのカラスの被害額は720万円にのぼり、例年、収穫間近の農作物にカラスの被害が数多く発生している。これを受けて行われる鷹によるカラス追い払いの実証実験は、市内の桑山農園で午前8時~10時、オオヨドコーポレーションPテックス社の名古屋支店が実施する。
音によるカラス追い払いは、現在、カラス研究を専門とする(株)CrowLab代表取締役の塚原直樹氏が開発した音声システムの効果を市内農業者の協力により検証している。また、農業者を対象とした塚原氏によるカラス被害対策講習会を7月14日に開催を予定。
さらに、同市では、2022年2月8日~22日を、カラス対策強化週間として、カラスの餌になる生ごみや農作物の残りかすの適切な管理を呼びかけることにしている。
カラスが食べたジャンボ梨
◎カラス被害対策講習会
日時:7月14日午後1時~
場所:JAあぐりタウン「げんきの郷」あぐりカレッジあすなろ舎会議室
(愛知県大府市吉田町正右ェ門新田1-1)
内容:
・セミナー「カラスの生態とその特徴を踏まえた対策について」
・現地セミナー「圃場でできる簡単な対策)
講師:株式会社CrowLab代表取締役 塚原直樹氏
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日