鳥取県の高品質なジビエを自宅で「とっとりジビエ ミールキット」開発2021年12月22日
鳥取県は、幅広く「とっとりジビエ」を味わえるよう、イタリアンレストラン 「LIFE」(東京都渋谷区)のオーナーシェフ・相場正一郎氏に「とっとりジビエ」を使ったミールキットの開発を依頼。考案された3種類のレシピを商品化し、12月20日から試行的に販売する。
シカやイノシシによる農作物被害が大きな社会問題となる中、ジビエとして有効活用する取り組みが拡大しているが、全国では捕獲鳥獣の約9割が廃棄処分となっているのが現状だ。鳥取県では2010年以降、有害鳥獣対策を進めるために、捕獲された個体を食肉として利活用する取り組みを全国に先駆けて推進しており、近年の利用量の推移は全国平均の2倍以上である20%を超えるなど成果につながっている。
「とっとりジビエ」は首都圏の有名レストランのシェフなどからも評価が高い。栄養豊富な木の実や雪解け水など、鳥取県ならではの豊かな気候風土に育まれた野生動物を、迅速で安全性の高い解体技術で処理され、苦手な人でも食べやすい臭みのない新鮮なジビエを提供できる。
今回は、首都圏の一般消費者に「とっとりジビエ」を知ってもらうため、東京で人気のイタリアンレストラン「LIFE」のオーナーシェフ・相場正一郎氏にミールキットの開発を依頼。相場氏は鳥取県内で猟の現場やジビエ処理施設を視察し、豊かな自然にインスピレーションを受けてメニューを開発した。
一般的にジビエはハードルの高い食材とされるが、家庭の食卓でもなじみのあるパスタソースや、家でもアウトドアでも気軽に食べられる骨付き肉に加工し、気軽に使えるミールキットにした。ミールキットは、「ポルチーニとイノシシのラグーソース ブラータチーズつき(2人用)」(3680円)、「オリーブの実とシカのラグーソース ブラータチーズつき(2人用)」(3680円)と、「ハーブの香るイノシシの骨つき肩ロース(3本)」(3850円)をラインアップ。オンライン販売は、アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の オンラインショップで、実店舗はイタリアンレストラン「LIFE」で販売。いずれも価格は税込・送料別。
ポルチーニとイノシシのラグーソース ブラータチーズつき
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日