「食料安全保障推進財団」を始動 鈴木宣弘・東京大学大学院教授2022年3月29日
JAcomコラム「食料・農業問題 本質と裏側」を執筆している東京大学の鈴木宣弘教授は3月26日、(一財)食料安全保障推進財団を立ち上げたことをツイッターで明らかにした。
鈴木宣弘・東京大学大学院教授
一般財団法人の理事長を鈴木教授が務める。
ツイッターで鈴木教授は「われわれはまちがいなく食料安全保障の危機に直面している」と強調し、国内資源循環により史上最低の食料自給率を引き上げ、安全で安心な食料を量的・質的に国民が確保するため「生産から消費までの国民ネットワークの強化が急務」だと訴えている。
そのために情報提供と理解醸成活動、行動計画策定のためにセミナーを全国で展開したいという。
鈴木教授によると、食料安全保障への関心が各地で高まり、危機的状況を共有するための生産者と消費者の勉強会開催などの機運が高まっているがそうした場づくりを支援するのが財団の目的の1つ。
企業や大規模法人、JAなど農業団体などとくに「農業者や生産現場の思い」を伝えたいと賛同する団体から所定の会費として資金協力を得て、それを原資として、資金のない市民グループの勉強会の講師派遣にかかる経費などを一定程度負担する。こうした取り組みを通じて、生産者と消費者、企業が課題を共有し行動を考えていく運動を支えることができれば、と話す。
ホームページも作成する予定だという。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(163)-食料・農業・農村基本計画(5)-2025年10月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(80)【防除学習帖】第319回2025年10月11日
-
農薬の正しい使い方(53)【今さら聞けない営農情報】第319回2025年10月11日
-
食料自給率 4年連続38%で足踏み 主食用米消費増も小麦生産減 24年度2025年10月10日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内の園芸作物で初めて確認 高知県2025年10月10日
-
【特殊報】スイカ退緑えそ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【特殊報】ショウガ褐色しみ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日
-
【注意報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年10月10日
-
26%が米「買い控え」 米価上昇が家計に影響 住友生命「台所事情」アンケート2025年10月10日
-
コシヒカリ3万3000円に JA常総ひかりが概算金改定 集荷競争激化受け2025年10月10日
-
大豆の吸実性カメムシ類 甲信、東海、北九州一部地域で多発 病害虫発生予報第8号 農水省2025年10月10日
-
(456)「遅さ」の価値【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月10日
-
「いちご新規就農者研修事業」2026年度研修生、若干名を追加募集 JA全農岐阜2025年10月10日
-
10月23日に生活事業総合展示会 贈答品や暮らしを豊かにする事業を提案 JA全農いばらき2025年10月10日
-
本日10日は魚の日 岡山県産「冷凍かき」など90商品を特別価格で販売 JAタウン2025年10月10日
-
収穫が遅れた完熟の「黄かぼす 食べて応援企画」実施中 JAタウン2025年10月10日
-
国消国産の日 一斉行動日イベント「国消国産×防災」開催 JA全中2025年10月10日
-
「日産ビオパーク西本郷」と「小野田工場ビオトープ」が環境省「自然共生サイト」に認定 日産化学2025年10月10日
-
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」に出展 井関農機2025年10月10日