小麦の60㎏当たり生産費1.2%増 組織法人経営 2021年産2022年7月4日
農林水産省が6月28日に発表した2021(令和3)年産の組織法人経営の小麦生産費は60㎏当たりの生産費は前年産に比べて1.2%増加した。
組織法人経営を対象の調査結果(全国)で10a当たりの全算入生産費は5万8243円で前年産に比べ4.1%減少した。
物財費は4万3939円で前年より4.3%減となった。
ただ、肥料費だけ0.4%増で9577円となった。生産費に占める割合は19.0%で賃借料及び料金の23.8%に次いで多い。
労働費は0.5%減の6484円となった。労働時間は3.81時間で同1.0減。労働費は労働時間の短縮で減っているが、肥料費や賃借料の上昇で物財費は増える傾向にある。

10a当たりの収量は441㎏で同5.0%減。収量が減少したことなどで60㎏当たりの全算入生産費は
1.2%増の7936円となった。
1経営体の作付面積は17.9haで同10.8%の減となった。
1経営体当たりの構成員数は14.4人。構成農家戸数は18.7戸となっている。年間雇用者は0.9人で前年比25.0%減となった。
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