6月の野菜生育状況 生育は概ね順調 価格は平年並み 農水省2023年6月1日
農林水産省は5月31日、東京都中央卸売市場に出荷される6月の野菜の生育状況と価格見通しを主産地等から聞き取り、結果を公表した。聞き取りを行った14品目の野菜について、生育は概ね順調で、価格は平年並みとなる見込み。
＜今後の生育、出荷および価格見通し＞
◎だいこん
千葉県産中心から、青森県産中心の出荷へと切り変わる。千葉県で3月以降の気温高により生育が前進傾向にあり、前進出荷となっているが、全体として大幅な出荷数量の減少は見込まれず、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎にんじん
徳島県産の出荷が終了し、千葉県産中心の出荷へ切り変わる。主産地で、生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎はくさい
茨城県産中心の出荷から、長野県産中心の出荷へと切り変わる。茨城県で、3～4月の気温高や適度な降雨により生育が前進傾向にあり、前進出荷となっているが、全体として大幅な出荷数量の減少は見込まれず、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎キャベツ
神奈川県産・愛知県産が減少し、千葉県産・茨城県産中心の出荷へと切り変わる。主産地で生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ほうれんそう
栃木県で、4月の夜温の低下や干ばつ等により生育が遅延傾向にあるが、大幅な出荷数量の減少は見込まれていない。6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ねぎ
主産地で生育が順調。6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎レタス
長野県産の出荷量が増加する。主産地で生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎きゅうり
主産地で生育が順調。6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎なす
高知県で、なり疲れにより樹勢が低下し、生育が遅延傾向にあるが、大幅な出荷数量の減少は見込まれていない。6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎トマト
主産地で、生育が順調。6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ピーマン
宮崎県産が減少し、茨城県産中心の出荷となる。主産地で生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ばれいしょ
北海道産・鹿児島県産の出荷が終了し、長崎県産・静岡県産中心の出荷となる。主産地で、生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎さといも
輸入は引き続き少量となるが、国内産は千葉県産・埼玉県産から鹿児島県産中心の出荷へ切り替わる。主産地で生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎たまねぎ
北海道産の出荷が終了し、佐賀県産・兵庫県産中心の出荷となる。主産地で生育が順調で、6月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
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