7月の野菜生育状況 にんじん、はくさい、レタスがお買い得 農水省2023年6月30日
農林水産省は6月30日、東京都中央卸売市場に出荷される7月の野菜の生育状況と価格見通しを主産地等から聞き取り、結果を公表した。7月は、にんじん、はくさい、レタスの出荷量が増加し、価格は平年を下回る見込み。
<今後の生育、出荷および価格見通し>
◎だいこん
青森県産に加え、北海道産の出荷も増加する。主産地で、生育が順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎にんじん
千葉県産中心の出荷から、青森県産中心の出荷へと切り変わる。青森県・北海道で、6月上旬以降の気温高や適度な降雨により生育が前進傾向。出荷量の増加が見込まれるため、7月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
◎はくさい
長野県で、6月中旬以降の好天により生育が良好であり、出荷量の増加が見込まれる。7月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
◎キャベツ
千葉県産・神奈川県産の出荷が減少し、群馬県産中心の出荷へと切り変わる。主産地で生育が順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ほうれんそう
栃木県で、6月上旬以降の降雨等により生育が遅延傾向にあるが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ねぎ
主産地で生育が順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎レタス
長野県で、6月中旬以降の好天により生育が良好。出荷量の増加が見込まれ、7月の出荷数量は平年を上回る。価格は平年を下回って推移する見込み。
◎きゅうり
埼玉県産・群馬県産の出荷が減少し、福島県産中心の出荷へと切り変わる。福島県で、6月上旬以降の降雨や低温による生育の遅延がみられるが、大幅な出荷量の減少は見込まれない。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎なす
高知県産の出荷が減少し、群馬県産・茨城県産中心の出荷へと切り替わる。茨城県で、6月上旬以降の降雨により、生育が遅延傾向にあるが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎トマト
主産地で、生育が順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ピーマン
主産地で生育が順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ばれいしょ
茨城県や静岡県で、6月上旬の台風や降雨による歩留まりの低下がみられるが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎さといも
輸入は引き続き少量となるが、国内産は鹿児島県産に加え、宮崎県産の出荷割合が増加する。鹿児島県で6月の長雨による収穫作業の遅れが生じているが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎たまねぎ
主産地で生育が順調。7月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
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