「とくしま林業アカデミー」令和6年度・第9期研修生を募集開始 徳島県2023年7月25日
徳島県は、豊かな森林資源を背景に開講した「とくしま林業アカデミー」の令和6年度・第9期研修生の募集を開始。最新のDX研修機器を備えた環境で、11種類の林業資格を取得でき、年間最大155万円(要件有り)の給付金で、安心して学修できる。
高性能林業機械シミュレーター操作訓練
森林・林業を核とした地方創生の実現を目指す徳島県は、担い手の育成や高性能林業機械の導入などにより、「素材生産量70万立方メートル」の目標に向け、スマート林業の推進とともに、高いスキルと意欲ある人材の育成が不可欠であることから、平成28年4月に「とくしま林業アカデミー」を開講。さらに、平成30年度にはアカデミーの学舎となる「林業人材育成棟」を整備するとともに、素材生産の現場を忠実に再現した「高性能林業機械シミュレーター」を全国で初めて導入した。
同アカデミー開講以来、平成28年度の第1期生から令和4年度の第7期生まで、I・Uターン者27人、女性6人を含む103人の卒業生を林業現場の最前線に送り出しており、県内林業への就業率は100%となるなど、高い実績をあげている。
こうした状況の中、世界的な需給逼迫による木材価格の高騰する「ウッドショック」に加え、2022年のロシア産木材の輸入禁止措置により、建築用材等の「国産材」への原料転換が高まってきた。これまでも、素材生産や植林事業の増大などを背景に、研修生への求人倍率は開講以来、常に3倍を超えていたが、木材業界からは安定的な県産材供給の声が高まっており、更なる担い手の育成が求められている。
令和6年度・9期研修生の募集は定員を30人とし、令和6年4月に地域版として「三好林業イノベーションセンター」が開校を予定している「三好林業アカデミー」1期生(5人)と併せ、これまでで最大の35人を募集する。
チェーンソーを用いた伐木実習
<募集概要>
■募集内容
選考種別:研修生
研修機関:とくしま林業アカデミーおよび三好林業アカデミー
募集人数:35人程度(うち5人程度三好林業アカデミー)
研修期間:1年間(令和6年4月1日~令和7年3月31日)
■受験費用等
試験費用、入学金、入学後研修費用、必要資格取得費用:無料
個人の所有物となるもの等を除く
■募集日程
募集期間:7月1日~令和6年1月26日
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