野菜価格の高騰で農産物11.4%上昇、生産資材は高止まり続く 9月の農業物価指数2023年11月2日
農水省が公表した今年9月の農業物価指数によると、令和2年を100とした指数は、農産物価格は113.0となり、主に野菜価格の高騰で前年同月比11.4%上昇と大きく跳ね上がった。一方、生産資材は120.9となり、畜産用動物等が低下したものの、農業薬剤、諸材料等の上昇で前年同月比で1.1%上昇、前月よりは0.2%低下したが、依然として高止まりの状態が続いている。

農水省が公表した9月の農業物価指数によると、農産物は113.0で前年同月より11.4%上昇、前月からは10.2%上がった。大きく跳ね上がった要因は野菜価格の高騰があげられる。夏場の天候不良の影響もあり野菜は131.8となり、前年同月比で24.3%上昇し、前月より34.8%上がった。
店頭ではネギの一本売りやその他の野菜でもバラ売り、カット売りなどの量目変更による工夫も見られた。また、鶏卵は173.5となり、鳥インフルエンザ流行の影響で高止まり傾向が続き、前年同月比で29.3%上昇し、前月より2.4%上がった。米は91.6で前年同月より7.9%上昇し、前月からは8.7%上がった。果実は97.7で前年同月より9.5%上昇、前月から0.7%下がった。
一方、生産資材のうち畜産用動物は82.8で前年同月より7.6%減少、前月比では3.8%下がった。農業薬剤は113.5で前年同月より10.2%上昇し、前月からは変わらず。農機具は106.0で前年同月より4.5%上昇、前月から0.1%上がった。諸材料は114.4で前年同月より9.3%上昇。前月からは0.3%上がった。肥料のうち高度化成は前月より0.1%下がって146.4、尿素も0.4%下がって177.4。塩化カリウムは前月から0.2%上がって166.9。
飼料については、配合飼料が前月から変わらず145.0。トウモロコシは前月から5.2%下がって151.0。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































