北海道でハヤブサから鳥インフル 国内1例目 環境省2024年10月7日
環境省は10月4日、北海道で回収された死亡野鳥(ハヤブサ)から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。今シーズン国内1例目で農林水産省は全国の都道府県や養鶏関係団体などい防疫対策の再徹底に向けた注意喚起の通知を出した。
ハヤブサの死亡個体は9月30日に北海道乙部町で回収された。10月1日の簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されことから国立環境研究所で遺伝子検査を実施したところ、4日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された。
今シーズン1例目の野鳥での確認事例で環境省は野鳥サーベイランスの対応レベルを「対応レベル2」に引き上げた。
2023年は野鳥での感染1例目が確認されたのは10月11日だった。その後11月25日に養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ感染の1例目が確認され、2024年4月まで11事例が発生した。2020年シーズンから4シーズン連続となった。
農水省は渡り鳥の飛来により今シーズンも高病原性鳥インフルエンザウイルスが侵入するリスクは極めて高いとして、農場へのウイルス侵入防止対策の強化を呼びかけている。具体的には衛生管理区域専用の衣服や靴の使用、着用前後で交差のない動線、明確な境界の確保、家きん舎ごとの専用の靴の使用、畜舎の壁、防鳥ネットなどの破損修繕、ねずみや害虫の駆除を行う。こうした飼養衛生管理の基本的な管理項目を毎月点検し、不備があれば改善することが求められる。
また、野鳥対策として農場周辺のため池は水抜きや忌避テープの設置などで飛来を防止することも重要だ。
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