みどりの食料システム確立へ 有機農業推進調整官を設置 農水省2025年1月9日
農林水産省は2025年度の組織体制整備で有機農業推進調整官(仮称)を農産局農業環境対策課に設置する。
基本法の改正を受け、農水省は食料安全保障と持続可能な食料システムの確立に向けた体制の強化を図る。
そのなかでみどりの食料システムを確立するため、オーガニックビレッジの創出などを通じた有機農業の面的拡大を推進する有機農業推進調整官を設置する。地域ぐるみで有機農業の拡大をめざすオーガニックビレッジは、2024年12月時点で45道府県131市町村まで広がっている。当初は2025年に100市町村の目標を掲げたが前倒しで達成し、2030年までに200市町村への拡大をめざす。
そのほかクロスコンプライアンスの実施や先進的な環境負荷低減の取り組みを後押しする仕組みづくりのための体制を整備する。
また、持続可能な食料システムを確立するため、新事業・食品産業部新事業・食品産業政策課に食料システム連携基盤強化室(仮称)を設置する。合理的なコストを考慮した価格形成や、農業と食品産業の連携強化、環境負荷低減などの取り組みを支援する。
そのほか今年度末に策定される新たな基本計画を地域の実情に合わせて推進するため、各県に置かれる地域拠点の体制を整備する。また、能登半島地震からの復旧・復興や激甚化・頻発化する自然災害に対応するための体制を強化する。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日