鳥インフルエンザ 愛知で国内40例目 2025年1月21日
農林水産省は1月21日、今シーズン国内40例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。
農場は愛知県常滑市にあり、採卵鶏約12万羽を飼養している。
20日午前に飼養する鶏の死亡数が増加したとの通報を受け、県が簡易検査をしたところ陽性と判明した。その後の遺伝子検査で21日朝、疑似患畜と確認された。
愛知県内では12例目となった。常滑市では続発している。
17日に現地で開かれた対策会議では、発生地域ではカラスが多数飛んでおり、1例目の農場では高病原性鳥インフルエンザ陽性のハシブトガラスが確認されたと報告された。そのため地域のカラス群の間でウイルスが循環し1例目の農場に感染をもたらした可能性があるという。
また、常滑市では12~1月にほぼ雨が降らず低温、乾燥が続きウイルスが生存しやすい環境となっている可能性も指摘された。ウインドレス鶏舎でも発生し入気口からのウイルス侵入も考えられるという。
今後も乾燥が続くと考えられることから、入気口付近で液状の消毒薬を散布することや、カラスなど野生動物の隠れ場所となりやすい、空き鶏舎などの閉鎖といった対策のほか、地域すべての農場とその周辺での消毒の励行など農場と地域が一体となった取り組みも求められている。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日