農業の課題解決、現場起点のイノベーションで 農業技術経営会議が設立総会2025年2月4日
農業者と企業・団体・大学等が連携することでイノベーションを起こし、現場の「困った」を解決しつつ地域を豊かにしよう。そんな思いから、日本農業技術経営会議(プラチナファーミングの会)が設立された。
日本農業技術経営会議の設立総会(2月3日、東京・砂防会館)
2月3日、東京・砂防会館で設立総会が開かれ、尾藤農産(北海道)社長の尾藤光一さんが代表幹事に選ばれた。
代表幹事に選ばれた株式会社尾藤農産(北海道)の尾藤光一社長
尾藤さんは「現場の"たいへん"をお互い言いあうことが大事。企業、研究機関、団体と一緒に、イノベーションで課題解決していきたい」とあいさつ。農水省大臣官房の堺田輝也技術総括審議官が「生産性向上、環境負荷軽減、収益性高い経営のいずれにも農業者が中心となった技術経営は重要だ」と来賓を代表し設立を祝した。
ぶった農産(石川県)会長の佛田利弘さんが規約、事業計画、予算、役員体制などを提案し、質疑を経て承認された。
総会後、設立記念セミナーが開かれ、北陸先端科学技術大学院大学の内平直志教授と鳥取大学の小林一名誉教授が講演。「農業経営のイノベーションとプロジェクト」と題し、農業者ら11氏が先進事例を報告した。
小林名誉教授は講演で技術経営を進める農業者の協働活動に期待を表明。「明治時代、農談会という組織が農業の技術改良に力を発揮した。農業者が主体となって発足した日本農業技術経営会議は、日本農業の発展をけん引してほしい」と激励した。
重要な記事
最新の記事
-
石破首相退陣に思う JAトップと野党議員が語る農政の課題2025年9月11日
-
米の収量で作況に代わる新指標 5年中3年平均値対比 農水省2025年9月11日
-
納豆汁、鯨汁、菊の花のお浸し-山形内陸の食-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第355回2025年9月11日
-
見かけは盛んな花の研究ですが...【花づくりの現場から 宇田明】第68回2025年9月11日
-
水稲の斑点米カメムシ類 1道2府32県で注意報 病害虫発生予報第7号 農水省2025年9月11日
-
「JA島原雲仙フェア」 みのりカフェ長崎駅店で11日から開催 JA全農2025年9月11日
-
身近な交通事故を可視化した「交通安全MAP」を公開 特設サイトも開設 JA共済連2025年9月11日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第113回2025年9月11日
-
自然再生をめざす金融アライアンス 新たな指針と技術集を公開 10月9日にシンポジウム 農林中金2025年9月11日
-
【組織改定・人事異動】デンカ(9月10日、10月1日付)2025年9月11日
-
三重県いなべ市の塩崎圃場が有機JAS「有機農産物」認証取得 KIMOTOファーム2025年9月11日
-
国内ポリオレフィン事業の競争力強化へ基本合意 三井化学、出光興産、住友化学2025年9月11日
-
ぶどうのまちで楽しむ収穫の秋「第33回 巨峰の王国まつり」開催 長野県東御市2025年9月11日
-
「初めて聞く農業者向け 農福連携セミナー」オンラインで開催 日本農福連携協会2025年9月11日
-
「AIエージェント×AI/DXフォーラム~農業」25日に開催 AIデータ社2025年9月11日
-
発売5年目の『無限シリーズ』リニューアル ひと口サイズも発売 亀田製菓2025年9月11日
-
農業プロジェクト『UTSUNOMIYA BASE』主催夏祭りイベント 宇都宮で開催2025年9月11日
-
熱中症対策をサポート「涼しい時間帯」に特化した農機具レンタルプラン開始 唐沢農機2025年9月11日
-
相鉄ブランド野菜「そうてつとれたて便」販売開始「貨客混載」輸送も実施2025年9月11日
-
新潟県津南町でカーボンクレジット地産地消モデルを実現 フェイガー2025年9月11日