12月の野菜生育状況と価格見通し トマト、たまねぎなど平年を上回る見込み 農水省2025年12月1日
農林水産省は11月28日、東京都中央卸売市場に出荷される12月の野菜の生育状況と価格見通しを主産地等から聞き取り、結果を公表した。12月は、トマト、たまねぎ等の価格は平年を上回って推移することが見込まれる。一方、キャベツ、はくさい等は平年並みの価格で推移する見込み。
<主要野菜の生育、出荷および価格見通し>
◎だいこん
主産地の生育は概ね順調。12月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎にんじん
主産地で10月以降の曇天、急な気温の低下の影響により生育遅延、細物傾向がみられる。回復傾向にあるが、12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎はくさい
茨城県産は夏季の高温の影響により一部の定植を遅らせているが、その後の生育は概ね順調。12月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎キャベツ
千葉県産・茨城県産に加え、愛知県産の出荷が増加。主産地の生育は概ね順調で、12月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎ほうれんそう
主産地で10月以降の少雨の影響により生育不良等がみられる。12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎ねぎ
茨城県産・千葉県産に加え、埼玉県産・群馬県産の出荷が増加。茨城県産・埼玉県産・群馬県産は10月以降の低温と少雨により生育が鈍化し、細物傾向がみられる。千葉県産の生育は概ね順調に推移しているが、若干細物傾向。全体として、12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎レタス
茨城県産に加え、静岡県産・長崎県産・香川県産の出荷が増加。茨城県産は9月以降の気温高の影響により生育が前進しており切り上がりも早まるため、12月の出荷数量は少なくなる見込み。後続産地の生育は概ね順調。全体として、12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎きゅうり
埼玉県産が減少し、宮崎県産・千葉県産・高知県産が増加。埼玉県産は夏季の高温の影響により生育不良等がみられ、12月の出荷数量は少なくなる見込み。宮崎県産・千葉県産・高知県産の生育は概ね順調。全体として、12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎なす
主産地で、11月の急な気温の低下の影響により果実肥大が鈍化しているが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。12月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎トマト
熊本県産は8月の豪雨の影響により定植遅れ、生育不良等がみられる。栃木県産・愛知県産も11月の急な気温の低下の影響により生育不良等がみられている。全体として、12月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎ピーマン
茨城県産の出荷が減少し、宮崎県産・高知県産・鹿児島県産の出荷が増加。茨城県産は10月以降の曇天、急な気温の低下の影響により果実肥大が鈍化していることに加え、切り上がりも早くなる見込み。宮崎県産・高知県産の生育は概ね順調。
鹿児島県産は定植時期の高温、11月の急な気温の低下の影響により果実肥大が鈍化している。全体として、12月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎ばれいしょ
北海道産に加え、長崎県産が増加する。北海道産は夏季の高温、干ばつの影響により小玉傾向。春先までの供給を確保するために計画的に出荷を行っている。
長崎県産の生育は概ね順調だが、夏季の高温の影響により定植時期を遅らせていることから平年よりも出荷時期が後ろ倒しとなっている。全体として、12月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎さといも
埼玉県産に加え、愛媛県産が増加。主産地の生育は概ね順調だが、埼玉県産の反収がやや小さくなっている。全体として、12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回る見込み。
◎たまねぎ
主産地で、夏季の高温、干ばつの影響により小玉傾向。春先までの供給を確保するために計画的に出荷を行っていることから、12月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎ブロッコリー
香川県産・熊本県産・埼玉県産は急な気温の低下と少雨の影響により生育が停滞しており、12月の出荷数量は少なくなる見込み。愛知県産の生育は概ね順調。全体として、12月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
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