緑茶の輸出額 前年比2.3倍 農林水産物・食品の10月輸出実績2025年12月3日
農水省は12月2日、10月の農林水産物・食品の輸出実績を公表した。

10月の農林水産物・食品の輸出額は1373億5600万円で前年同月比で10.9%増、135億円増えた。
このうち加工食品を含む農産物計は963億4100万円で前年同月比9.4%増だった。
緑茶は84億9000万円で前年同月比131.9%と急増した。健康志向から緑茶へのニーズが引き続き強い。米国、英国、ドイツ向けの輸出が増えた。
畜産物では牛肉が63億円8800万円で同22.4%増となった。伸びてはいるものの緑茶の輸出額のほうが上回った。豚肉は2億3200万円で同8.4%減、鶏肉は3億円で同37.1%増、鶏卵は6億8600万円で同1.4%減となった。
青果物ではりんごが19億2300万円で同12.1%減、ぶどうが7億5400万円で同20.7%減。かんしょ・かんしょ加工品は5億3100万円で同17.6%などとなった。
米は11億2600万円で同15.6%増となった。パックご飯等は2億円で同41.2%増だった。
1-10月の輸出額は1兆3416億円で前年より1715億円増え、14.7%増となった。政府は年間輸出額2兆円を目標としているが、11月と12月で6500億円以上の輸出額が必要で目標達成は厳しそうだ。
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