米の民間在庫 271万tの見通しも 需要減で指針変更2026年3月24日
農水省は3月23日の食糧部会に1月末時点の主食用米の作付け意向をふまえると2026年産の主食用生産量は719万t~732万tとなり、27年6月末の民間在庫量は最大で271万tと適正とされる180万t~200万tを大幅に超える見通しを示した。食糧部会はこれを了承した。
農水省が米の需給見通しを年度途中で見直すのは初めて。
需要量について最新のとう精数量、人口、精米歩留まりの値を踏まえて更新した。
2025年7月から26年1月のとう精実績は3カ年平均値に比べて約10万玄米t減少した(▲5.04%)。これを踏まえて一人当たりの消費量を昨年10月段階の50.2kg/人~50.8kg/人を49.4kg/人~50.3kg/人に修正した。
また、人口増加による需要量の増加は少ないながらも見込まれるが、精米歩留まりが88.8%で2020年から24年平均と比較すると0.8%減少している。これによって747万玄米tから生産される精米量は5万精米t減少することが見込まれる。
こうした数値に基づいて2025/26年の需要量は691~704万玄米tへと下方修正され、需要が減ることによって今年6月末の民間在庫量は221~234万玄米tへと上振れする見込みとなった。
さらに26年産米の生産量が適正とされる711万玄米tだった場合は、来年6月末の民間在庫量は221~249万玄米tの見込みとなるが、1月末時点の作付け意向(主食用米136.1万ha、備蓄米1.4万ha)を踏まえると、主食用米732万玄米t、備蓄米8万玄米tとなる。
このうち備蓄米21万tを政府が買い入れるとすると、主食用生産量は719万玄米tとなる見込みも今回は示した。政府備蓄米21万玄米tの買い入れがなければ最大で生産量は732万玄米tとなる。
この場合は来年6月末の民間在庫は229~271万玄米tと過去にない在庫量となる。
営農計画書の提出期限は6月末。需給状況を踏まえて、主食用以外の戦略作物を生産するよう産地で推進する必要がある。また、8月20日まで営農計画書の変更はできるため需給や作付状況をふまえた営農計画の見直し、品目間調整の実施にも取り組む必要がある。
需給緩和で米価下落が懸念されるなか、持続可能な水田農業に向けて、「需要に応じた生産」の実現が求められている。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】シネラリアにキク茎えそウイルス 発生を初めて確認 神奈川県2026年3月24日 -
加工原料米の適正価格を示すことは出来るのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2026年3月24日 -
生命・建物更生共済の仕組改訂 金利上昇に対応、ニーズに即した保障を提供 JA共済連2026年3月24日 -
日本バイオスティミュラント協議会の講演会 エビデンス示し普及を加速 グローバル化も視野2026年3月24日 -
下落傾向くっきり スーパー米価、半年ぶり3000円台に 止まらぬ「損切り」、小売に波及2026年3月24日 -
鉄道でつなぐ「#TABICHU(旅とチューハイ)和梨」数量限定で発売 JA全農2026年3月24日 -
日本の食と北海道農業の未来を考える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2026年3月24日 -
茶園の最低温度をピンポイント予測 スマホで確認できるシステム 埼玉県と開発 農研機構2026年3月24日 -
GREEN×EXPO開催記念 寄付金付き特殊切手を期間限定販売 日本郵便2026年3月24日 -
GREEN×EXPO前売り入場チケット販売開始 記念チケットも販売へ 2027年国際園芸博覧会協会2026年3月24日 -
カールおじさんの「おらが村」モチーフに 明治HDがGREEN×EXPO出店2026年3月24日 -
第10回ものづくり日本大賞 中国経済産業局長賞を受賞 サタケ2026年3月24日 -
農ガチャ初登場 野菜詰め放題も「柏市公設市場一般開放デー」開催 千葉県柏市2026年3月24日 -
渡り鳥が飛来する湖沼水での鳥インフル検出情報を防疫へ 宮崎県で共同研究開始2026年3月24日 -
京急イエローハッピートレインを特別ラッピング「ハッピーターントレイン」運行 亀田製菓2026年3月24日 -
安定供給と収益性を両立 農業生産法人「栄農人」に投資 Future Food Fund2026年3月24日 -
コープデリ「ハッピーミルクプロジェクト」2026年度からアフリカ・ベナンを支援2026年3月24日 -
福島のいま「生きて、生きて、生きろ。」上映&トーク開催 パルシステム2026年3月24日 -
農業教育をアップデート 農業大学校の指導者向け「教育入門書」制作 マイファーム2026年3月24日 -
徳島県鳴門市で関係人口創出「農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明」取得 おてつたび2026年3月24日


































